JLPT対策・N2文法編です。26回目は非限定の意味である「<普通形>ばかりか」という文型とその例文を紹介します。
<普通形*>ばかりか
*接続について
普通形ですが、以下注意です。
- な形容詞:<な形容詞>
だな/である/だった - 名詞:<名詞>
だ/<名詞>だである/だった
「AばかりかB」は「Aだけでも 十分な/普通じゃない のに、さらにB〜」という意味です。
- いい意味でも悪い意味でも使います。
- 意外な、びっくりした気持ちを表します。
例文
- 親切な老人は道を案内してくれたばかりか、子どもにお菓子までくれた。
- 彼は約束の時間に遅れたばかりか、デートもつまらなかったので、二度と会わないことにした。
- 正しく叱らなければ、子どもは反省しないばかりか、さらに態度が悪くなるかもしれません。
- ホテルの部屋は狭いばかりか、シャワーさえなかった。
- 深夜の残業は時間の無駄なばかりか、社内の評価が下がる原因にもなる。
- お酒を一気に飲むと危険であるばかりか、命に関わる可能性もある。
- あの歌の人気は日本国内ばかりか、海外まで拡大している。
- 彼女は世界的な女優であるばかりか、5人の子どもを持つ母親でもあります。
- この歌を作った時の彼は学生だったばかりか、まだたった17歳でした。