JLPT対策・N2文法編です。3回目は直後の意味の「<動詞動詞た形>とたん(に)」という文型とその例文を紹介します。
<動詞動詞た形>とたん(に)
「とたんに」は漢字で「途端に」と書きます。
「AとたんにB」は「Aた直後にB」「Aたのとほとんど同時にB」という意味です。Bには「Aがきっかけで起こったこと」で、「予期してなかった意外なこと」が入ります。
- AよりBの方がメインで、話し手の視点があります。
- Bには「意外なこと」が入るので、意志、意向(〜しよう)、希望(〜したい・ほしい)、誘い(〜ませんか)、命令(〜しなさい)などはきません。
- 動きを表す動詞によくつきます。AとBの時間差がないのがポイントです。
例文
- 窓を開けたとたん、気持ちいい風が吹いた。
- 立ち上がったとたん、めまいがして床に倒れた。
- その箱を持ち上げたとたん、腰に痛みを感じた。
- 「今日の料理はちょっと辛いね」と言ったとたんに、彼女は怒り出した。
- 準備をして家を出たとたんに、天気が悪くなりました。
- 人気俳優が舞台に登場したとたんに、会場にいた人々が大きく叫んだ。
- 授業終了のベルが鳴ったとたん、学生は教科書を閉じた。
- 犬は飼い主の顔を見たとたん、元気にしっぽを振った。