JLPT対策・N2文法編です。72回目は原因・理由の意味の「<普通形>あまり(に)/あまりの<名詞>に」という文型とその例文を紹介します。
<普通形*>あまり(に)/あまりの<名詞>に
*接続について、普通形ですが以下は例外です。注意しましょう。
な形容詞+な、名詞+の+あまり(に)
「Aあまりに、B」は「Aしすぎて、B。」「Aという気持ちが強すぎて、B。」という意味です。
Bには普通じゃない結果が入ります。
感情を表す言葉と一緒に使うことが多いです。
例文
- 彼女は彼からプロポーズされ、感激のあまり泣いてしまった。
- 姉は結婚を急ぐあまり、彼とケンカし別れてしまった。
- 飼っていた猫が死んでしまい、息子は悲しみのあまりに食欲がなくなってしまった。
- 失敗をおそれるあまり何もしないのは、最悪の選択だ。
- この国は近代化を急いだあまり、大切な伝統文化を失った。
- 気になる子をデートに誘ったが、緊張したあまりうまく話せなかった。
- 親は子どものことが心配なあまり、注意することが多くなってしまうものだ。
- 応援していた俳優がが突然の引退を宣言し、驚きのあまり言葉を失った。
- ご主人が帰ってくると、犬は喜びのあまり大きく飛び跳ねた。
- 負けた選手たちは悔しさのあまり涙を流した。
- 彼はあまりの怒りに、壁を大きく叩(たた)いた。
- クリスマスに予定がなく、あまりの寂しさに元彼に連絡してしまった。
- 彼女の料理のあまりのおいしさに衝撃を受けた。
- 久しぶりに訪れた故郷のあまりの変化に、驚きを隠せなかった。