JLPT対策・N2文法編です。49回目は無視の意味である「<名詞/普通形>もかまわず」という文型とその例文を紹介します。
<名詞/普通形*>もかまわず
漢字の書き方
- 「かまわず」は「構わず」と表記します。
*普通形の接続について
普通形ですが、以下のように変則的です。注意します。
- <動詞普通形>+の+もかまわず
- <動詞て形>+もかまわず
- な形容詞:<な形容詞>
だな・である+のもかまわず - 名詞:<名詞>
だな・である+のもかまわず - <名詞>+に(も)+かまわず
- 「Aかまわず、B」は「(普通は気にするはずの)Aも気にしないで、B。」「Aを無視して、B。」という意味です。
例文
- 子供たちは雨に濡れるのもかまわず、元気に公園で遊んでいる。
- 彼女は夜遅いのもかまわず、電話をかけてくる。
- あの高校生は危険なのもかまわず、線路に落ちた人を助けたそうだ。
- もう5時ですから皆さん私にかまわず、帰ってください。
- 電車の中のカップルは人目*もかまわず大声でけんかしている。(*人目:ひとめ=他の人の目)
- 息子が時間もかまわず友人を家に連れてくるので、困っている。
【慣用句】
ところかまわず:どんな場所でも気にしないで
- この辺は、たばこの吸い殻がところかまわず捨てられている。
なりふりかまわず:服装や態度などが人にどy見られるのかなど気にしないで
- 私は借金を返すために、なりふりかまわず働いた。