JLPT対策・N2文法編です。7回目は時間の幅のある言葉につく「〜うちに・〜うちは」という文型とその例文を紹介します。
<動詞辞書形(〜ている)/動詞ない形/い形/な形な/名詞の>うちに、+意思表現
「Aうちに+意思表現」は「Aの状態である間に〜する」という意味です。
- 「Aの状態じゃなくなったら、するのが難しいので、その前にしてしまう」というときに使います。
例文
- 赤ちゃんが寝ているうちに、昨日買った本を読もう。
- 今日習った文法を忘れないうちに、図書館で復習しよう。
- 若いうちに、色々な国へ旅行したいです。
- この辺は少し危ないので、明るいうちにホテルに戻りましょう。
- 仕事が暇なうちにお昼ご飯を食べておこう。
- 社会人になったら忙しくなるから学生のうちに、たくさん遊ぼう。
- 面倒なことは朝のうちに済ませておいたほうが楽です。
<動詞辞書形(〜ている)/動詞ない形/い形/な形な/名詞の>うちに、+無意思表現
「Aうちに+無意思表現」は「Aの状態である間に(自然に)変化が起こった」という意味です。
- 昨日借りたDVDを見ているうちに、朝になってしまいました。
- その商品を買うか買わないか考えているうちに、他の人が購入してしまいました。
- ミラーさんはしばらく見ないうちに、やせていました。
- 夜のうちに雨がやんだようです。
<動詞辞書形/動詞ない形/い形/な形な/名詞の>うちは、〜
「AのうちはB」は「Aしている間は、Bの状態が続ける/続く」と言う意味です。
- 「うちは」の「は」は対比の意味です。みんなの日本語27課で学習しています。
例文
- お金があるうちは友達がたくさんいましたが、なくなったら、誰もいなくなりました。
- 宿題をしないうちは、日本語が上手になりませんよ。
- 若いうちは少し無理をしても大丈夫だが、年をとるとそれができなくなる。
- 体が元気なうちは、働いていたいと考えています。
- 学生のうちは勉強だけしていれば良かったが、会社員になるとしなければならないことが増えた。