JLPT対策・N2文法編です。105回目は確信を持った時に使う「<普通形>に違いない/相違ない」という文型とその例文を紹介します。
<普通形だ*>に違いない/相違ない
漢字の読み方
- 違いない:ちがいない
- 相違ない:そういない
接続について
- 普通形ですが、な形容詞と名詞の「だ」はつきません。「<な形容詞>である」「<名詞>である」も使えます。
- 理由の「から」を使って、「普通形+から に違いない・相違ない」という言い方もできます。
- 「Aに違いない」は「間違いなく、絶対にAだ」という意味です。
- 「相違ない」の方がより硬い、改まった言い方です。
例文
違いない
今晩は曇っていて、月が見えない。明日の天気は雨だ。
→今晩の天気を見て、明日の天気は雨に違いないと思った。
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出かけようと誘ったが、田中さんから返事がない。
→朝が苦手な田中さんのことだから、まだ寝ているに違いない。
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田中さんはいつもおいしそうなお弁当を持ってきている。
A:今日もおいしそうですね。毎日すごいですね。
田中:実は、私は料理はしないんです。母が作っているんです。
→田中さんは料理が上手に違いないと思っていたが、実はお母さんが作っているということがわかった。
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A:もう食べないんですか。
B:あ・・・もうお腹がいっぱいで・・・。
→気を使って言わなかったが、ミラーさんが食事を残したのは、料理が口に合わなかったからに違いない。
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A:その時計、素敵なデザインですね。
B:スイスで買ったんですよ。
→スイスで買った時計なんて、高いに違いない。
相違ない
- 毎日勉強してきたのだから、今度こそN1に合格するに相違ない。
- この状況でオリンピックを開催するのは難しいに相違ない。
- 有名企業の社長なら、いつも多忙であるに相違ない。
- 多くの人が同じ証言をしているので、あの話は真実に相違ない
【参考】類似文型
- 〜はずがない
- 〜に決まっている