【N2文法】<名詞/普通形/「文」>など・なんか・なんて

Japanese Lesson
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CHIYO
JLPT対策・N2文法編です。97回目は例示・軽視・謙遜・驚きの意味の「<名詞/普通形/「文」>など・なんか・なんて」という文型とその例文を紹介します。

<名詞/普通形/「文」>など*・なんか*・なんて

  • *「など」と「なんか」は名詞にのみ接続します。
  • 「Aなど・なんか・なんて」は大きく分けて3つの意味があります。
  • 1つ目は「たとえば」といった例をあげるとき。
  • 2つ目は「価値が低い・大切ではない」という軽視・謙遜(けんそん)の意味。
  • 3つ目は「考えられない・ありえない」という驚いた気持ちを表す表現です。
  • 「なんか」は「など」のカジュアルな言い方で、主に話し言葉で使われます。

例文

「など」

例えば

A:すみません、春のコートを探しているんですが・・・。

B:それでは、こちらなどいかがですか。ピンク色で春らしいコートですよ。

軽視

A:田中さん、会社やめるって本当かな。

B:彼の言うことなど信じない方がいいよ。よく冗談や嘘を言うからね。

謙遜

A:今回は助かったよ。忙しいのに手伝ってくれてありがとう。

B:私など何もしてませんよ。皆さんのおかげです。

驚いた

A:営業部の佐藤さんと経理の鈴木さん、結婚するんだって。

B:聞いたよ。あの二人が付き合っていたことなど、皆知らなかったみたいですよ。

「なんか」

例えば

T:AさんとBさんが話しています。

A:何を探しているの?

B:彼女にあげるプレゼントを探しているんだ

A:じゃあこれなんかどう?可愛いと思うけど・・・

**

A:休みの日は何をしているんですか

B:日によって違うけど、テニスなんかよくしますよ

**

A:今度家族が東京に来るんだけど、どこを案内しようかな

B:築地なんかいいよ。おいしい寿司もあるし。

**

A:誰がパーティーに来るんですか

B:田中さんや佐藤さんなんかは行くみたいですよ。

軽視(けいし:下にみること)

A:アニメ映画を観に行こうよ!

B:え?アニメなんか見たくないよ。

**

A:(子どもがケーキを食べています)

B:ケーキなんか食べないで、野菜を食べなさい。

謙遜(けんそん:自分を下に下げること)

A:Bさんは日本語が上手ですね

B:私の日本語なんかまだまだですよ

**

A:はい、これみんなからのプレゼントです。

B:え?私なんかのためにありがとうございます。

なんて

例えば

A:来週彼女の誕生日なんだけど、何をあげたらいいかわからないんだよね。

B:このかばんなんてどう?SNSで人気らしいよ。

A:じゃあそれにしようかな。

軽視

A:次の休みはディズニーランドに行きたいなあ。

B:ディズニーランドなんて高いだけで、楽しくないよ。

**

A:手を貸してもらわなくても大丈夫だよ。自分でやるから。

B:一人でなんでもできるなんて考えるのは。まだ失敗したことがないからだよ。

謙遜

A:英語が上手ですね。どこで勉強したんですか。

B:私なんて全然上手じゃないですよ。小さい時少しだけアメリカにいたんです。

驚いた

A:日本で映画を見るのに1800円かかるよ。

B:1800円なんて高すぎるよ。家でDVDでも見よう。

**

A:昨日は一緒に映画をみる予定だったのに、彼は忘れていて、1時間も待たされたの。

B:本当?デートの約束を忘れるなんて、信じられないね。

「などと言う」

A:今日も残業なの?

B:上司に仕事を頼まれると、「嫌だ」なんて言えないよ。

娘は結婚しなくても一人で大丈夫なんて行っている

【参考】類似文型

〜とは

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