JLPT対策・N3文法を始めます。50回目は主観的直後を表す「<動詞た形>ばかり+だ/の<名詞>/なので、なのに」という文型について学びます。
<動詞た形>ばかり+だ/の<名詞>/なので、なのに
*接続について
普通形ですが、以下注意です。
- な形容詞:<な形容詞>
だな/である/だった - 名詞:<名詞>
だ/<名詞>だである/だった
「Aばかりでなく」は「Aだけじゃなくて、Bも〜」「Aだけでも 十分な/普通じゃない のに、さらにB〜」という意味です。
「ばかり」は主観的直後なので話者が「その行為・出来事が終わってから、時間が経過していない」と思っていれば使えます。対して「ところ」は実際に時間が「直前」「最中」「直後」であるときにのみ使います。(どちらもみんなの日本語46課で勉強しました)
例文
(田中さんと佐藤さんは一緒にお昼ご飯を食べました。事務所に戻って仕事の続きをしています)
田中:あー、ちょっとお腹が空いてきたなあ。コンビニにお菓子買ってくるね。
佐藤:もう空いたんですか。さっきご飯を食べたばかりですよね。
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田中:佐藤さん、夏休みは一緒にシンガポール旅行でもしませんか。
佐藤:ああ、シンガポールは去年行ったばかりなんですよ。
田中:そうですか。じゃあ他の人を誘います。
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このスマホは一ヶ月前に買いました。一番新しいタイプだったので、とても高かったです。あ!!落としてしまいました。先月買ったばかりのスマホを落としてしまいました。
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私の国では、電車の中で大声で話す人もいます。電話で話しても、誰も気にしません。
→日本へきたばかりのころは、電車の中が静かなことや電話をかけてはいけないことに驚きました。
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AさんとBさんは最近日本語の勉強を始めました。
Aさんは日本語の勉強を始めたばかりなので、まだ全然話せません。
Bさんは日本語の勉強を始めたばかりなのに、もう簡単な会話ができます。