JLPT対策・N2文法編です。103回目は悪い結果の可能性を表す「<動詞ます形>かねない〜」という文型とその例文を紹介します。
<動詞ます形>かねない
- 「Aかねない。」は「Aする心配がある、Aかもしれない」という意味です。
- 基本的に悪い結果が来る可能性があるときに使います。ただし、期待していること、面白がっていることに対してユーモアを込めて使うときもあります。
- 過去にあったことに対して、納得する時に使うこともあります。
例文
- 眠いときに運転すると、事故を起こしかねない。
- 一度嘘をつくと、後から面倒なことになりかねない。
- あの人は口が軽いから秘密を他の人に言いかねない。
- そろそろあの二人を止めないと、大げんかに発展しかねない。
- メディアのいい加減な情報は、国民に誤解を招きかねない。
- あの社長なら、故郷の町に20億円寄付なんてこともやりかねない。
- 部屋では静かに歩かないと、下の階の人に文句を言われかねない。
- A:あ、太郎がボタンを食べようとしてる!/B:赤ちゃんは一瞬でも目を離したら、危ないことをやりかねないね。
- 便利な生活を可能にするクレジットカードだが、使いすぎると借金まみれになりかねない。
- 色々な人を友達になることを可能にするSNSも、注意しないと悪い人に悪用されかねない。
【参考】類似文型
- 〜おそれがある
- 〜かねる
- 〜ないともかぎらない