JLPT対策・N2文法編です。111回目はそうするのが当然だという意味の「<動詞辞書形/い形+く/な形+である/名詞+である>べきだ/べきではない。」という文型とその例文を紹介します。
<動詞辞書形/い形+く/な形+である/名詞+である>べきだ/べきではない。
接続について
- 「する」は「するべき」または「すべき」になります。
「Aべきだ。」は「Aするのが当たり前だ」「Aするのが正しい」「Aしなければならない」「Aした方がいい」の強い言い方です。
- 書き言葉的ですが、話すときにも使います。
例文
姉:このCDはなに?ジャズなんて珍しいね。
弟:あ、それ一年前に友達に借りたCDだよ。忘れてた。多分友達も忘れてるだろうから、捨てちゃおうかな。
姉:ダメだよ。借りたものはちゃんと返すべきだよ。
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A:Bさんこちらが私の友達のCさんよ。
B:ああ、初めまして。Cさんはおいくつなんですか。
C:ええっと・・
A:ちょっと、初対面の女の人に年齢を聞くべきではないよ。
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A:本日はインタビューに答えてくださいまして、ありがとうございます。この会社を大きく成長させて社長ですが、その秘密を教えてください。
B:利益を考えるのは大切です。でもそれだけではなく、お客様の幸せを一番に考えなければなりません。
→利益ばかり考えないで、お客様の幸せを一番に考えるべきだと思います。
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A:あなたのお子さん、靴を履いたまま、電車の椅子に立ってますよ。
B:そうですね。こどもですから。
A:他の人も困っていますから、注意したほうがいいですよ。
B:・・そうします。
→子どものことは、ちゃんと親が注意すべきだと言われました。
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A:Bさんの国の結婚式ってとんな感じですか。
B:そうですね。時間通りにいかないで、ちょっと遅めに行ってもいいです。それからお祝いのお金は赤い袋に入れてください。
A:ええ?結婚式に遅れるなんて信じられない。私の国では白い袋に入れるのに・・・
B:国によっていろいろ違いますよね。でもその国にいるときはその国の習慣通りにするべきだと思いますよ。
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- 若い人は失敗を恐れずチャレンジしていくべきだ。
- 結婚相手は価値観が似ている相手を選ぶべきだ。
【参考】類似文型
- 〜ねばならない。
- 〜べからず・べからざる<名詞>
- 〜べきだった
- 〜べく
- 〜べくもない
- 〜ものだ