N1の文法115回目です。時間関係を表す「<動詞ない形/い形くない/な形でない/名詞でない>ものでもない」という文型の意味と例文を紹介しています。
<動詞ない形/い形くない/な形でない/名詞でない>ものでもない
「Aないものでもない」は「全くAないということはない。」という意味です。「場合によっては、少しだけAの可能性がある。」という意味です。
- 二重否定なので、意味に注意しながら教えましょう。
例文
- 言い方は乱暴だが、彼の意見はわからないものでもない。
- ここからタクシーに乗れば、間に合わないものでもない。
- すごい値段の車だが、リーさんなら買えないものでもない。
- どうしてもと頼まれたら、この依頼を引き受けないものでもない。
- 君が本気で勉強すれば、半年でN1合格もできないものでもない。
- 人は自然に育たないものでもないが、やはり研修をした方が早く成長する。
- 頭を下げてお願いするなら、秘密を教えてやらないものでもない。
- 向こうが謝ってくれれば、仲直りしないものでもないけど。
- おいしくないものでもないが、わざわざ並ぶほどの味ではないです。
- 彼の立場で考えると、少し可哀想でないものでもない。
- 私には理解できない若者言葉も、広い意味では日本語でないものでもない。
【参照】類似する文型