JLPT対策・N2文法編です。83回目は強い否定の意味である「<動詞辞書形/名詞>どころではない」という文型とその例文を紹介します。
<動詞辞書形/名詞>どころではない
- 「Aどころではない」は「とてもAできる状態ではない。」「Aできる余裕はない」という意味です。
- 大変な状況、何かが起こりそうになっている状況であることを表します。
- 会話的な表現で硬い文には使いません。
例文
- 恋人ができたけど、仕事が忙しくてデートどころじゃない。
- 学生時代はゼミのレポートが大変すぎて、アルバイトどころではなかったよ。
- A:ランチ、一緒にどう?B:お客さんとのトラブルがあって、食事どころじゃないんですよ。
- A:「ちょっと手伝ってくれない?」「ごめん、今それどころじゃなくて・・・」
- 旅行の初日にパスポートを盗まれて、観光どころじゃありませんでした。
- みんなサッカーの試合の様子が気になって、仕事どころじゃないようだ。
- この暑いのに昨晩エアコンが故障して、寝るどころじゃなかったんです。
- 税金は増えたのに、給料が変わらないんじゃ、貯金するどころではない。
- 彼女が何か相談したがっていたけど、急いでいて聞くどころじゃなかった。
【参考】類似文型
- 〜場合ではない