JLPT対策・N3文法を始めます。3回目は「同じように」という意味の「<動詞辞書形/た形>とおり+に/になる/だ。」「<動詞ます形/名詞>どおり、〜」という文型とその例文を紹介します。
<動詞辞書形/た形>とおり*+に/になる/だ。
*漢字表記は「通り」です。
「Aとおり」は「Aと同じに」「Aのまま」と言う意味です。
例文
A:このカレー、本当においしいですね。
B:よかったです。妻が言う/妻が教えてくれた/本のレシピの とおりに作ったんですよ。
A:そうなんですか。
→妻が言うとおりの方法で、カレーを作ってみた。
→妻が教えてくれた/本のレシピの とおりに作ったら、上手にできた。
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A:田中さん、会議に間に合うかな。
B:きっと遅刻すると思うよ。
田中:すみません、遅れました!!!
B:ほらね。私が言った/予想のとおりでしょう。
→Bさんが言ったとおり、田中さんは遅刻してきた。
→予想のとおり、田中さんは会議に遅刻してきた。
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A:頼まれていた仕事、終わりました。
B:ここ、自分の意見をもっと書いていいよ。
→頼まれた通りにレポートを書いたが、自分の意見を増やすように言われた。
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A:Bさん、大阪の人でしょう。
B:その通りです。どうしてわかったんですか。
A:話すとき、時々関西弁になっていますよ。
B:えっ気づきませんでした。
<動詞ます形/名詞>どおり*、〜
*動詞のます形や名詞にそのまま接続する場合は発音が「どおり」になります。*漢字表記は同じく「通り」です。
例文
A:息子が大学にはいかないと言ってるんです。将来が心配です。
B:子どもは親の 思い/期待 どおりにはなりませんよ。自由にさせた方がいいですよ。
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A:来年からフランスで働くことになったんです!
B:すごいですね。願い/希望 どおりになってよかったですね!
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A:明日のサッカーの試合、緊張するなあ。
B:大丈夫だよ。練習したとおり/いつもどおり にやれば。
【参考】類似文型
- 〜通りに(みんなの日本語34課)