JLPT対策・N2文法編です。99回目は全否定の意味の「〜として〜ない」という文型とその例文を紹介します。
〜として〜ない
接続について
(疑問詞)+一/1(いち)+助数詞+として+〜ない(否定の文)
「〜としてAない」は「全然、Aない」「1つもAない」という意味です。
例文
- あなたのことは1日として忘れたことはありません。
- 電車にお腹が大きい女の人が乗ってきたのに一人として席を譲ろうとしない。
- この人形は全て手作りなので、一つとして同じものがありません。
- 祖母はいつも笑顔で、一度として愚痴を言ったことがない。
- 会議は2時間も行われたが、誰一人として意見を言う人がいなかった。
- 田中さんが会社をやめることを会社の誰一人として知らなかった。
- あのお金持ちは金で買えないものは何一つとしてないと言った。
- 若い頃の経験は何一つとして無駄なものなどないよ。
- 彼は正直者で、一度として嘘をついたことがない。
- 旅行中にカメラを盗まれて、一枚として写真が残ってない。
- 赤ちゃんはなんでも食べようとするので、1秒として目が離せない。
- 今日の相手は強いので、一瞬として油断してはいけない。
- 田中さんはケチだから缶ジュース一本としておごってくれない。