JLPT対策・N2文法編です。15回目は代表の例を表す「<名詞>をはじめ(として)」という文型とその例文を紹介します。
<名詞>をはじめ(として)
名詞に修飾する場合は、「<名詞>をはじめとする・とした<名詞>」の形になります。
「Aをはじめ、(として)B」は「Aを代表として、(その他)B〜。」という意味です。
- Aという代表の例を示す表現です。
- Aは代表ではなく、ただの例の1つとして使うこともあります。
- スピーチやレポートでよく使われます。
例文
- ご両親をはじめ、ご家族のみなさんによろしくお伝えください。
- 日本のラーメンはアジアをはじめ、世界中で食べられています。
- その部屋に入ると社長をはじめ、役員たちや各部門の部長が並んでいた。
- 村上春樹は「ノルウェーの森」をはじめ、多数の作品を書いている。
- パナソニックやセイコーをはじめ、何社もの日系企業が上海へ進出している。
- 店内には雑貨をはじめ、服、小物、ペット用品など、すべてフランスで生産した商品が売られている。
- 台風21号により大阪府をはじめとして、広い地域が大きな被害を受けた。
- 大阪サミットには日本の首相をはじめとする各国の代表が出席した。
- その薬は風邪をはじめとした様々な体調不良に効くと人気がある。
【参考】類似表現
〜を中心に
〜を中心として