N1の文法43回目です。逆接条件の意味を表す「【N1文法】<名詞/疑問詞>であれ・であろうと、〜」という文型の意味と例文を紹介します。
【N1文法】<名詞/疑問詞>であれ・であろうと、〜
「Aであれ・であろうとB」は「Aでも、関係なくB」という意味です。
- 後件Bには、「事態は同じだ」という内容がきます。
- 話者の判断や推量を表す文がきます。
- 「たとえ・どんな」などの言葉を一緒に使うことがあります。
- 硬い表現ですが、話し言葉としても使われます。
例文
- たとえ親であれ、子どもの決めたことに口出しするのは反対だ。
- 友人の家であろうと、訪問時の服装は少しあらたまったものにするのが礼儀です。
- 弟はどこであれ熟睡できるのが羨ましい。
- 移民の理由が何であれ、幼い子供達は、慣れない言語での授業を受けることになる。
- 若い時はどんな仕事であれ、一生懸命取り組みました。
- 女性のライフスタイルについての悩みは、いつの時代であろうと変わらない。
- どんな理由であろうと復讐という行為は無意味なものである。
- 誕生日を覚えていてくれたら、相手が誰であろうと嬉しい気持ちになるだろう。
- 皇室はどんな国であろうと、平等に扱います。
- 日系化学メーカーは、男性社員にどんな事情であろうと、転勤するよう命じ世間から大きな批判を浴びた。