N1の文法103回目です。経由の意味の「 <名詞>を 経て(へて)」という文型の意味と例文を紹介しています。
<名詞>を 経て
「経て(へて)」の元の動詞「経る(へる)」は「 ある過程・段階などを通る。」という意味があります。
- 「 Aを経てB」は「Aという状態を通ってB。」「Aを経験して、B」という意味です。
- Aには「場所・時間・経験」などが入ります。
- Bの状態になるまでの過程Aを言いたい時に使います。
例文
- 2人は2018年に交際をスタートし、約1年間の交際を経て結婚した。
- 田中社長は大学卒業後、メーカー、商社勤務を経て今の会社を設立した。
- 相撲選手は厳しい試練を経て、やっとプロになれる。
- 子ども時代好きだったアニメが20年という時を経て再び放送されることになった。
- 新人は3ヶ月の採用期間を経て、正社員になります。
- 彼女は昨年長男を出産。1年間の育児休暇を経てこの4月に職場復帰した。
- たくさんの人の手を経て目の前にある料理に感謝しよう。
- 現地に着いたら、入国審査を経て、荷物を受け取る。
- その島までの直行便はないので、シンガポールを経て向かいます。
【参照】類似する文型
- 通じて(つうじて)
- 通して(とおして):【教案】「テーマ別 中級から学ぶ日本語<改訂版>」第20課「しらせる」使いましょうB