N1の文法120回目です。繰り返しを表す「<動詞て形>は<動詞ます形>、<動詞て形>は<動詞ます形>」という文型の意味と例文を紹介しています。
<動詞て形>は<動詞ます形>、<動詞て形>は<動詞ます形>
「AてはB,AてはB」は「AたりBたりを繰り返して」という意味です。AとBには対(つい)になる言葉が入ります。
- 「AてはB,BてはA」という風に、動詞を入れ替えることが可能です。
- リピートしない「AてはB」という一回の表現は【教案】「テーマ別 中級から学ぶ日本語<改訂版>」第14課「であう」の文型Aで勉強しました。
- 話し言葉で「〜ちゃ」という言い方ができます。
例文
- 友達は最近できた彼へのメールを書いては消し、書いては消しでなかなか返信しない。
- 芸術家は作品を作っては壊し、作っては壊しながら完成させていった。
- 美術館は広かったので歩いては休み、歩いては休みながら丸一日鑑賞した。
- 部下からの連絡を待つ課長は立っては座り、座っては立ちで落ち着かない様子だ。
- 夏休みは実家で寝ちゃ食べ、食べちゃ寝ての生活ですっかり太ってしまった。
- 文法は覚えては忘れ、覚えては忘れながら少しずつ身につけていくものです。
【参照】類似する文型
- 「〜たり〜たり」:みんなの日本語 初級 第19課【教案】
- 「〜つ〜つ」
N1の学習におすすめの本・書籍
学習者向け・練習テキスト
新完全マスタ-文法日本語能力試験N1 /スリ-エ-ネットワ-ク/友松悦子
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講師向け・文型辞典
説明が丁寧で・例文豊富で難易度も適切なバランスのいい本です。例文にはふりがながありますので、学習者も使えます。
日本語表現文型辞典 “生きた”例文で学ぶ /アスク出版/アスク出版
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