N1の文法66回目です。比較・対照の意味を表す「<名詞・疑問詞>にもまして」という文型の意味と例文を紹介しています。
<名詞・疑問詞>にもまして
- 「AにもましてB」は「いつも・前のAよりも、今の方がBだ。」という意味です。Bの部分には「レベルが上だ」といった意味の文が入ります。
- 疑問詞は「何・いつ・どこ・だれ」などを使います。
- 「まして」は「増して」の意味で、「それ以上に」という意味があります。
- 「A。それにもましてB。」という風に接続詞で使う方法もあります。
例文
- 最近は外国人の子どもが増え、学生たちの家庭環境は以前にもまして多様化している。
- 梅雨入り前に30度を超えるなど、去年にもまして天気が安定しない。
- 夏は部屋の中と外で温度が大きく変わるので、普段にもまして体調管理に注意が必要だ。
- 運動した後に飲むビールはいつにもましておいしく感じる。
- こうして友人と一緒に食事を楽しむことは何にもまして幸せなことである。
- 来年はオリンピックが開催されるから、どこにもまして東京はにぎやかになるだろう。
- 戦争を経験した祖母は、家族の誰にもまして我慢強い人だった。
- 部屋も温泉も最高でしたが、それにもまして、女将さんの気遣いには感動しました。