T:私はコーヒーが好きです。毎日スターバックスでコーヒーを飲みます。今日は残業で遅くなってしまいました。暗いのでので駅から家までタクシーを使いたいなあ。500円ぐらいかかるな。もったいないかな。あ!いつも飲んでいるコーヒーは500円ぐらいだな。こう考えよう!「私はコーヒーを飲んだ!」本当はそうしていないですが、そう思います。コーヒー一杯飲んだつもりで、タクシーに乗ります。
S:コーヒー一杯飲んだつもりで、タクシーに乗ります。
**
T:田中さんは旅行が大好きで貯金が全然ありません。いつもすぐ使ってしまいます。そろそろ将来のために貯金をしたいです。もし旅行に行ったら・・・5万円ぐらいかかるだろう。そのお金を貯金しよう。旅行したつもりで、5万円貯金しました。
S:旅行したつもりで、5万円貯金しました。
**
T:私はカラオケへよく行きます。KPOPが好きで、よく歌います。韓国のアイドルになったつもりで、歌を歌います
S:韓国のアイドルになったつもりで、歌を歌います
**
T:祖父の時代は皆貧しかったようだ。父親達は家族のために、死んだつもりではたらいたそうだ。
S:父親達は家族のために、死んだつもりではたらいたそうだ。
メアリー:今日は何をしようかなあ。散歩しようかなあ
お母さん:メアリー、まずこの部屋を綺麗にしなさい。
メアリー:散歩の後にするよ。
お母さん:いつもそう言ってるでしょう。運動のつもりで、掃除しなさい。
思いこみ/勘違い
T:田中さんは寝坊したので、急いで準備しました。ご飯を食べて、シャワーを浴びて、エアコンを消して、出かけました。夜、会社から帰りました。「あれ、エアコンが消えていない。」
→エアコンを消したつもりだったが、消えていなかった。
***
A:風邪はもう治ったんですか.
B:ええ、もう大丈夫です。・・・ゴホッ!
A:今日は帰った方がいいですよ。
→自分では大丈夫なつもりだったが、風邪はまだ治っていなかった。
***
A:これひとつください。
B:はい、3000円です。
(家へ帰りました)
A:あ!これはMサイズだ!間違えた。
→買ったのはLサイズのつもりでしたが、Sサイズの服を持って帰ってきてしまった。
**
自分と他人との違い
A:今日の顔、どう?
B:ん?いつもと同じじゃない?
→綺麗に化粧したつもりだったが、彼にいつもと同じだと言われた。
***
A:レポートができました。みてください。
B:こことここが変だね。もう一度書き直してくれる?
A:え・・・わかりました。
→自分ではいいつもりだったが、部長にレポートを書き直すように言われた。
***
特別なことはないという意味です。
A:あれどこ行くの?
B:ちょっとコンビニに行くだけだよ。
***
A:今好きな人いる?
B:えっいないけど。どうして?
A:なんでもない。聞いただけ。
普通はそうしないのが当たり前だという意味です。
A:今から洗濯?こんな遅い時間にするものじゃないよ。
B:わかった。明日するよ。
迷惑受身の文を復習します(みんなの日本語37課)
使役受身の導入
T:部長は私を出張させました。私は部長に出張させられました。
S:私は部長に出張させられました。
T:母は私を歯医者へ行かせました。私は母に歯医者へ行かせられました。
S:私は母に歯医者へ行かせられました。
T:父は私に野菜を食べさせました。私は父に野菜を食べさせられました。
S:私は父に野菜を食べさせられました。
T:課長は私にレポートを書かせました。私は課長にレポートを書かせられました。
S:私は課長にレポートを書かせられました。
感情を表す動詞を復習します
驚く、びっくりする、がっかりする、泣く、笑う、考える、悩む
感情を表す動詞の使役受身形を確認しておきます
驚かせられる、びっくりさせられる、がっかりさせられる、泣かせられる、笑わせられる、考えさせられる、悩ませられる
T:父は北海道へ出張に行きました。ニュースを見ています。北海道に台風が来ています・・・!心配です。ニュースを見て心配させられました
S:ニュースを見て心配させられました
T:かっこいい彼ができました。初めて彼の部屋へ行きました。部屋が汚いです!!びっくりしました。彼の汚い部屋を見て、びっくりさせられました
S:彼の汚い部屋を見て、びっくりさせられました
T:昔の写真を見ました。今と違います。がっかりさせられました
S:昔の写真を見て、がっかりさせられました
T:この人と結婚して幸せになれるのかと考えさせられました
S:この人と結婚して幸せになれるのかと考えさせられました
練習
T:地震のニュースを聞きます・心配しました
S:地震のニュースを聞いて、心配させられました
T:結婚式のスピーチを聞きます・泣きました
S:結婚式のスピーチを聞いて、泣かせられました
T:地球温暖化のニュースを聞きます・私ができることは何か考えました
S:地球温暖化のニュースを聞いて、私ができることは何か考えさせられました
T:彼の話を聞いて、自分もやってみようという気持ちにしました
S:彼の話を聞いて、自分もやってみようという気持ちにさせられました
「情報源」に当てはまる名詞を一緒に考えます
ニュース、新聞、テレビ、ラジオ、雑誌
「問題」は「よくない」という意味です。
T:テレビを見ました。日本のサラリーマンは毎日残業すると聞きました。家族と過ごす時間がすくないというのは問題だと考えました。
→テレビで、日本のサラリーマンは毎日残業するということを聞いて、家族と過ごす時間が少ないのは問題だと考えさせられた。
**
語彙の確認をしておきます。
確かに:本当に
伝わる:わかる、理解できる
T:田中先生はいつも「宿題をしろ」「授業中に中国語を使うな」と厳しいです。でも「日本語が上手になってほしい」という気持ちが伝わります。
→田中先生は確かに学生に注意してばかりいるが、日本語が上手になってほしいという気落ちが伝わる。
**
T:佐藤さんは他の人よりレポートを書くのが遅いです。でもできたレポートは素晴らしいです。間違いがありません。
→佐藤さんは確かにレポートを書くのが遅いが、ミスをしないように書こうという気持ちが伝わる。
**
T:子どもが母の日に絵を描いてくれました。上手じゃありません。でも「ありがとう」の気持ちが伝わります。
→子どもの描いた絵は確かに上手じゃないが、母親にありがとうを言いたいという気持ちが伝わる。