(丁寧に説明する必要がある語彙)
家計簿:家のお金の計算をするノート
団らんする:皆で集まって楽しむこと。
当然:≒当たり前
通じる:「〜が通じる」
したがって:「それで、だから」の意味。
現に:「(夢じゃなく)本当に」の意味。
流行る:「〜が流行る」と使う。例)風邪が流行る、青い色が流行る
もっとも:≒ただし。例)日本人はシャイだと言われている。もっとも例外もあって話すのが得意だと言う人もいる。
兼ねる:例)趣味と仕事を兼ねる。大は小を兼ねる
食卓:食事用のテーブル
こたつ:(写真を準備して説明する。)
ほのぼの:心が温かくなるイメージ、ほのぼのする写真を準備しておくと良い。
果たす:〜を果たす。「最後まで終わらせる」の意味。
高度成長:日本の経済の話、1954ー1973年までを指す。
〜とともに:N2文法。例)年をとるとともに、人生が楽しくなっていく。
自立:他の人の手伝いをもらわないと言う意味
せめて:十分ではないがこれだけでも、と言う意味。使いましょうEで詳しく学ぶ。
気まま:「自分のしたいように」の意味
断絶:今まで続いてきたものが途絶えること。
起きる:朝起きる(Wake up)の意味で教えてきたが、ここでは「事件が起きる」の意味で使用される。
増加する:「増える」の意味
とりかえす:「あげたもの、とられたもの」をもう一度自分のものにする、の意味。
玄関、トイレ、風呂場、洗面所、台所、食堂、居間、寝室、廊下、ベランダ
JLPTN2文法です。
「する」は「するべき」または「すべき」になります。
「〜するのが当たり前だ」「〜するのが正しい」「〜しなければならない」「〜たほうがいい」の強い言い方です。書き言葉的ですが、話すときにも使います。
姉:このCDはなに?ジャズなんて珍しいね。
弟:あ、それ一年前に友達に借りたCDだよ。忘れてた。多分友達も忘れてるだろうから、捨てちゃおうかな。
姉:ダメだよ。借りたものはちゃんと返すべきだよ。
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A:Bさんこちらが私の友達のCさんよ。
B:ああ、初めまして。Cさんはおいくつなんですか。
C:ええっと・・
A:ちょっと、初対面の女の人に年齢を聞くべきではないよ!
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A:本日はインタビューに答えてくださいまして、ありがとうございます。この会社を大きく成長させて社長ですが、その秘密を教えてください。
B:利益を考えるのは大切です。でもそれだけではなく、お客様の幸せを一番に考えなければなりません。
→利益ばかり考えないで、お客様の幸せを一番に考えるべきだと思います。
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A:あなたのお子さん、靴を履いたまま、電車の椅子に立ってますよ。
B:そうですね。こどもですから。
A:他の人も困っていますから、少し注意すべきではないでしょうか。
B:・・そうします。
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A:Bさんの国の結婚式ってとんな感じですか。
B:そうですね。時間通りにいかないで、ちょっと遅めに行ってもいいです。それからお祝いのお金は赤い袋に入れてください。
A:ええ?結婚式に遅れるなんて変だなあ。私の国では白い袋に入れるのに・・・
B:国によっていろいろ違いますよね。でもその国にいるときはその国の習慣通りにするべきだと思いますよ。
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Q-A
Q:皆さんの国の若い人はどうあるべきですか。
Q:結婚相手はどんな人を選ぶべきですか。
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「〜」の部分には他の人の行為が入ります。「というのである」は「という考えだ、意味だ、計画だ」と言う意味です。
例文)
父が突然自転車を買ってきた。これから自転車で会社へ通う/電車は人が多いから と言うのである。
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この日本語学校では授業の最初に昨日の文法のテストをする。学生が文法を覚えているかどうか確かめよう/学生にもっと復習してもらいたい というのである。
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新しい山手線の駅ができる。渋滞や混雑を解消しよう/2020年の東京オリンピックに合わせて作られる予定だ というのである。
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買い物が好きだった息子が突然貯金し始めた。今の彼女と結婚する/家を買いたい/将来の子供のためだ というのである。
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兄が料理教室に通い始めた。シェフになろう/毎日忙しい妻に手料理を作ってあげよう というのである。
「〜て/で、〜できない」の文の復習をします。(みんなの日本語39課)
お腹が痛くて、歩けない。
このスープは辛くて飲めない。
忙しくて、遊べない。
仕事が大変で家へ帰れない。
甘いものが好きで、やめられない。
私は東京に庭がついた一戸建てが欲しいです。でも高いです。どのぐらい高いですか、今ある貯金を全部使っても、家族や友達にお金を借りても買えません。
→東京の庭つき一戸建ては高くてとても買えない。
→東京の庭つき一戸建ては高くてとても買えないので、あきらめた/田舎に家を建てることにした。
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12月は仕事が忙しい。
昨日は仕事が大変で、とても家へ帰れなかったので、会社に泊まりました/今日は早退させていただきます。
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部長に1年分の資料の整理を頼まれた。量が多すぎて、一日ではとても無理だ/できそうもない。
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恥ずかしくて、とても自分の気持ちを言えなかったので、ラインで気持ちを伝えました。
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この本は難しくて/複雑で、とても理解できないので、あきらめます。
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相手に言っていることは分かるけれど、実際はできない、難しいと言うときに使います。
A:今すぐ家に来て!風邪をひいて、動けないの。
B:えっ?そんなこと言ったって、アルバイトもあるし無理だよ。
それもいいが、今は他にもっと考えなければならないことがあると言うときの言い方です。
A:ちょっと友達と遊んでくるね。
B:友達と遊ぶのもいいけど、明日の試験は大丈夫なの?
ただし「のに」(みんなの日本語45課)と違うのは話者の怒ったり文句を言ったりと言う気持ちはありません。ただ事実を述べるときに使います。書き言葉でよく使います。会話にはあまり使いません。
田中さんは一度も外国へ行ったことがないです。でも英語が上手に話せます。
→田中さんは一度も留学したことがないにもかかわらず、英語が上手に話せます。
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私はある国へ行きました。その国は経済的にあまり豊かではありません。それでもその国の人たちはとても楽しそうに生活していました。
→経済的に豊かではないのにもかかわらず、あの国の人達は楽しそうに生活していた。
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ABCレストランは駅から遠いです。見つけにくいところにあります。それでも関係ありません。いつも客でいっぱいです。
→あの店は駅から遠くて見つけにくい場所にある(の)にもかかわらず、いつも客でいっぱいだ。
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田中さんはお父さんの言う通り一生懸命勉強して有名国立大学に入りました。でも「やっぱり俳優になりたい。」大学を辞めて、俳優になる道を選びました。
→田中さんは有名国立大学に合格した(の)にもかかわらず、俳優になる道を選んだ。
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血液型がA型の人は一般的に真面目だと言われています。佐藤さんはA型です。でも自由で楽天的な性格をしています。
→佐藤さんはA型である(の)にもかかわらず、自由で楽天的な性格をしています。
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太郎くんはまだ10歳です。でも経済や政治の話をするのが好きです。よく知っています。
→太郎くんはまだ10歳であるのにもかかわらず、政治や経済についてよく知っています。
作文
「十分じゃなけど、どんなに最低でも〜」という意味です。後件には「〜欲しい」「〜たい」「〜ばよかった」「〜てください」などの、希望、依頼の表現がきます。
単に数を述べる場合は「少なくても/少なくとも」という表現が使えます。(未習)
明日はテストだ。きっと難しいだろう。100点は難しいと思うが一番低くても80点は欲しい。
→明日はテストだ。100点は難しいがせめて80点は欲しい/取りたい。
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学生:日本語がなかなか覚えられないんです。
先生:家で勉強していますか。
学生:アルバイトがありますから、時間がありません。
先生:いくら忙しくてもせめて今日勉強したことの復習ぐらいはしてくださいね。
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A:ずっと好きだった人が国へ帰ってしまいました。もう二度と会えないかもしれません。悲しいです。
B:残念ですね。せめて自分の気持ちぐらい伝えればよかったのに。
A:彼女のタイプじゃないから無理ですよ。でも、せめて空港へ見送りに行くぐらいすればよかったです。
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母:最近全然うちへ帰ってこないけど、元気なの?
息子:仕事が忙しいんだよ。
母:いくら忙しくても、せめてお正月だけでも帰って来なさい。
「〜ようとしている」はJLPTN3の文型で「直前の様態」を表します。この書きましょうAの分は「意向形とした」なので、何かしようと考えて、それを実際にしたという意味になります。
ある日本の社長はグローバルな会社になるために、社員に英語を話すように言いました。
→ある日本の社長は社員に会社内で英語だけ話させようとした。ところが、無理に話させた結果、社員はよく仕事を休むようになってしまった/仕事に集中できなくなってしまった/敬語が下手になってしまった。
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ある町では人が全然いませんでした。レストランやお土産物屋さんも困っていました。「面白いイベントを開催しよう」とみんなで頑張りました。
→町の人々は観光客を増やそうと、様々な面白いイベントを開催した。ところが、マナーの悪い観光客が増加した結果、ゴミが増えて町が汚くなってしまった。
「〜という〜」の復習をしましょう。
スマホ依存症
スマートフォンが普及した結果、小学生からスマホを使う人が多くなってしまった。スマホがないと不安になるという、いわゆる「スマホ依存症」の人が増えたのである。
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引きこもり
インターネットで買い物したり仕事をしたりすることが可能になった結果、外へ出かける機会が極端に減ってしまった。誰とも話さないで、一日中家から出てこないという、いわゆる「引きこもり」が増えてきたのである。