N1の文法85回目です。評価・感想の意味を持つ「 <な形(なこと)>極まる、 <い形いこと/な形>極まりない」という文型の意味と例文を紹介しています。
<な形(なこと)>極まる、 <い形いこと/な形>極まりない
- 「極まる」は「きわまる」と読みます。、「極まりない」は「きわまりない」と読みます。
- 「A極まる/極まりない」は「非常にAだ。」という意味です。
- 状態が極限であることを表します。
- 「感極まる」は慣用句的な言葉で、「最高に感動している。」という意味です。「感極まりない」という言い方はしません。
例文
- 期待していた選手が怪我で出場できないのは残念極まるね。
- 捕まった犯人は大胆極まる方法で、薬を密輸した。
- あの店では一杯6000円の贅沢極まるラーメンが食べられるそうだ。
- あの映画は複雑極まる内容で、子どもには人気がない。
- 他人の足を引っ張って 自分の評判をあげようとするのは 卑劣極まる行為だ。
- 友人の突然のサプライズ演出に感極まって泣いてしまった。
- 初対面の女性にいきなり年齢を聞くなど、失礼極まりないことだよ。
- 子どもが病気なのに、会社を休めないのは苦しいこと極まりなかった。
- 田舎の生活は退屈極まりないと、若者は皆都会へ出て行ってしまう。
- 仕事を部下にお願いして自分はデートするなんて、彼は勝手極まりない。
- 彼女はいつも上から目線で、不愉快極まりない。
- 誕生日などわかりやすいものをパスワードに設定することは危険極まりない。
- 転んで右腕に怪我をしてしまい、不便なこと極まりない。
- 人を押しのけて座席座ろうとするとは、図々しいこと極まりない
【参照】類似する文型
- 〜てたまらない:「テーマ別 中級から学ぶ日本語<三訂版>」第5課「あきれる」(文型B)
- 〜てならない:「テーマ別 中級から学ぶ日本語<三訂版>」第18課「はなれる」(文型B)