【N1文法】<普通形> ものを、〜

Japanese Lesson
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CHIYO
N1の文法32回目です。逆説の意味を表す「<普通形> ものを、〜」という文型の意味と例文を紹介します。

<普通形*> ものを、〜

*形容詞普通形と書きましたが、な形容詞、名詞は以下のように接続します。

  • な形容詞:〇〇なものを、〜
  • 名詞:〇〇であるな/である+ものを、〜
「AものをB」は、「Aだったら(Aすれば)良かったのに、残念ながら実際にはBになってしまった。」と言う意味です。

  • 残念な気持ち、相手を非難する気持ちを表します。
  • 「ものを」の前は「そうだったら良かったのに」という仮定の話、後には事実を説明する文が続きます。
  • 「〜ものを。」で終了する文も可能です。その場合は「実際はそうだった」と言う文が省略されています。

例文

  • 薬を飲んで寝ておけばいいものを、無理して症状が悪化してしまった。
  • 早く相談してくれれば簡単に解決したものを、彼が黙っていたので問題が複雑になってしまった。
  • 言葉を選んで注意すればいいものを、店長のせいでアルバイトの人がすぐ辞めてしまう。
  • 先にデートに誘っていれば付き合えたかもしれないものを、惜しかったですね。
  • 5分早く出れば遅刻しないものを、どうしてできないんですか。
  • みんなで集まる滅多にない機会であるものを、田中さんは残業で来ることができなかった。
  • リンさんは面接で不合格になった。ちゃんと練習しておけば良かったものを。
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