JLPT対策・N3文法を始めます。11回目は対比の意味の「<普通形>反面、〜」という文型とその例文を紹介します。
<普通形*>反面*、〜
*反面:「はんめん」と読みます。
接続について
- 普通形ですが、な形容詞は「な/である/だった+反面」、名詞は「の/である/だった+反面」となります。
「A反面、B。」は「Aだ。しかし別の見方をするとBでもある。」という意味です。1つの物事(一人の人)に対して反対のの性質があると言いたい時に使います。
例文
- 子どもの成長は嬉しい反面、寂しい気持ちもある。
- 妻は優しい反面、怒ると鬼のように恐ろしい。
- この薬は効果が大きい反面、胃が痛くなったり、眠くなったりといった副作用が不安だ。
- フリーランスは自由な反面、生活が安定しにくく孤独になりやすい。
- 引っ越しして家が広くなった反面、掃除が大変になった。
- 部長になって給料が増えた反面、忙しくなり家族と過ごす時間が減った。
- 技術の発展は生活を豊かにした反面、自然を大きく破壊した。
- 私のアパートは安さの反面、駅から遠くて不便だ。
- 賃貸に住むのは将来への不安がある反面、いつでも引っ越しできるという気楽さがいい。