JLPT対策・N2文法編です。102回目は根拠がある推量の意味である「<普通形>とみえる/<普通形>とみえて、〜」という文型とその例文を紹介します。
<普通形>とみえる/<普通形>とみえて、〜
- 「B、Aとみえる。」は「Bだから、Aだと思う。」という意味です。
- 「Aとみえて、B」は「Bが理由で、Aだと思う。」と言う意味です。
- なにか理由・根拠があって推量する時に使います。
例文
【B、Aとみえる。】
- 警察と救急車が来ているところを見ると、なにか事件があったとみえる。
- 息子が鼻歌を歌っている。昨日のデートはうまくいったとみえる。
- 先週送ったメールにも返信がないし、彼は最近忙しいとみえる
- いつも残しているところを見ると、彼女はこのおかずが好きではないとみえる。
- 人のうわさ話ばかりしているなんて、あの人たちはずいぶん暇だとみえる。
- 高級車を3台も持っているとは、この家の人は相当なお金持ちだとみえる。
【Aとみえて、B】
- 夜に雨が降ったとみえて、うちの前の道がぬれている。
- この自転車は古いとみえて、変な音がする。
- 田中さんは花子さんが好きだとみえて、彼女と話す時顔が赤くなっている。
- 留守だとみえて、昼だというのにカーテンが閉まっている。