JLPT対策・N2文法編です。74回目は理由の意味の「<普通形>ことだし」という文型とその例文を紹介します。
<普通形*>ことだし
*普通形ですが以下は変則的です。
- な形容詞
だ→な・である - 名詞
だ→の・である
「Aことだし、B。」は「Aだから、Bの状態だ。」という意味です。
- 「(他にも理由はあるけど)AはBの理由の一つだ」という意味があります。
- 「BをするのにAはいいチャンスだ、タイミングだ」という意味が含まれます。
- みんなの日本語28課で勉強した「〜し〜し」と同じように、助詞「は」が「も」に変わることが多いです。
例文
- 電車も遅れていることだし、今日は少し遅めに出社しよう。
- おなかもすいてきたことだし、そろそろ休憩しましょう。
- 子どもが風邪をひいていることだし、今晩の飲み会は参加しないつもりです。
- 役員もだいたい集まったとこだし、会議を始めたいと思います。
- 5年も付き合ったことだし、来年は彼女と結婚しようかな。
- 今日はお客さんも少ないことだし、早めに店を閉めよう。
- この国は飛行機代も物価も安いことだし、また旅行で来たいな。
- スーパーは正月は休みのことだし、今のうちに食料品を買っておこう。
- 彼も初めてであることだし、もう許してあげたら?
【参考】類似文型