新しい言葉
(詳しく説明する語彙)
- 連想する:例)日本というと、富士山を連想する。
- 〜風(ふう):「様子、態度、雰囲気」のこと。
- 〜まみれ:汚いイメージの「付いている」例)ほこりまみれ、借金まみれ、油まみれ
- 声がする:この「する」は「感じられる」の意味です。(みんなの日本語47課)
- (乾き)切る:「乾く」は、自動詞「〜が乾く」洗濯物が乾く、のどが乾く、など。「〜きる」はN2文法で「最後まで〜すると」いう意味。例)最後の商品を売りきった。/量が多くて食べきれない。
- それとも:「あるいは」に近い意味。「どちらか選ぶ」状況と、「前件がふさわしくなければ、〜」という状況で使う。例)コーヒー?それとも紅茶?/田中さんは寝坊だろうか、それとも何かあったのかもしれない。
- 喉を鳴らす:喉から音を出すこと。料理を見て思わず唾を飲み込むことを指す場合が多い。
- ようやく:長い間待ったことが来た時、大変だったものが終わった時などに使う
- 解放する:テスト勉強から解放される、人質を解放するなど
- 見合わせる:本文では「お互いに見る」の意味で使われています。
- うなづく:首を縦に振ることです。
- 〜がてら:①Aの機会を利用してBする。の意味。例)買い物がてら、近所の叔母の家に寄る。②Aという目的でB。AはBの場所で達成する目的。例)休養がてら、旅行する。
- 機嫌がいい:他の人の様子を言うときに使います。
- もっとも:前の文に対して情報を補足するときに使います。例)今度引越しするんです。もっとも引っ越しするといっても同じ町ですが。
- 当時:過去のある時期のことです。
- ゆったり(と)する:時間、空間、気分にゆとりがあること。例)日曜日の朝はゆったりと寝られる。/最近ゆったりとした服が流行っている。
- 腰を下ろす:椅子に腰掛ける、地面に座るの意味。
- ふと:「意図して〜するのではなく、何も考えずに〜する」という意味。
- 眺める:のんびり遠くを見る、の意味。
- 〜つつ:N2文法。「ながら」に近い意味。例)恋人との会話を楽しみつつ、ワインを飲む。
使いましょう
A:<動詞た形/ない形/い形容詞い/な形容詞な/名詞+の>まま、〜
「そのまま」の復習をしておきます(みんなの日本語30課)
A:黒板を消してもいいですか。
B:まだ書いていますから、そのままにしておいてください。
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そのまま変わらない(名詞)
大学を卒業して10年。初めて学生時代の同窓会へ行き明日。田中さんはやっぱり面白いです。佐藤さんはいつもきれいです。同じです。
→久しぶりにあった友達は学生時代のままでした。
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そのまま変わらない(動詞)
今仕事中です。今日はみんな忙しいです。部長は「ちょっとコーヒーを買ってくる」と言って出かけました。10分、20分・・・戻ってきません。
→部長はコーヒーを買いに外へ行ったまま戻ってきません。
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そのまま変わらない(形容詞)
A:友達から誘われたから、ちょっと出かけてくる。
B:掃除は終わったの?あ、まだ机が汚いままじゃない!
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A:もうこの歳になって、昔に戻りたいわ・・・
B:そんなことないよ。君はいくつになっても綺麗なままだよ。
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Aの状態でBする(名詞)
私は寝坊しました。服を着替えるのを忘れました。会社に来ました。
→私は寝坊したので、パジャマのまま会社に来てしまいました。
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Aの状態でBする(動詞)
寝坊しました。シャワーを急いで浴びました。髪が濡れています。出かけました。風邪をひいてしまいました。
→髪が濡れたまま出かけたら、風邪をひいてしまった。
友達が家に泊まりに来ました。寝ている友達の顔を見ました。口が開いています。
→友達は口を開けたまま寝ている。
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Aをしない状態でBする(動詞ない形)
酔っ払って、化粧を落とさないまま寝てしまった。
疲れていて、コンタクトを外さない/歯を磨かない まま寝てしまった。
彼女は「さよなら」も言わないまま、国へ帰っていった。
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人の言うこと/その場の成り行きに素直に従って、〜
A:Bさんはいつも楽しそうだね。
B:ありがとう。Aさんも我慢をやめて、気持ちのままに生きるといいよ。
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A:どうしてこのおもちゃ買ってくれないの?うええーん。
B:先週も買ったでしょう!
→息子は自分の思うままにならないと、すぐ泣いてしまう。
「て」「ぱなし」「まま」の違い
- 「て」:ただその状態であることを示す。当然の状態
例:暑いから、窓を開けて寝よう。
- 「ぱなし」:怒りや非難の感情が入っている
例:あなた、昨日もトイレのドアが開けっぱなしだったよ。
- 「まま」:通常とは逆であることを示す
例:彼は目を開けたまま寝ている。(普通は閉じて寝るがそうしていない)
- 使いましょうA
B:<動詞辞書形/い形+く/な形+である/名詞+である>べきだ/べきではない。
JLPTN2文法です。
- 「する」は「するべき」または「すべき」になります。
- 「〜するのが当たり前だ」「〜するのが正しい」「〜しなければならない」「〜た方がいい」の強い言い方です。書き言葉的ですが、話すときにも使います。
姉:このCDはなに?ジャズなんて珍しいね。
弟:あ、それ一年前に友達に借りたCDだよ。忘れてた。多分友達も忘れてるだろうから、捨てちゃおうかな。
姉:ダメだよ。借りたものはちゃんと返すべきだよ。
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A:Bさんこちらが私の友達のCさんよ。
B:ああ、初めまして。Cさんはおいくつなんですか。
C:ええっと・・
A:ちょっと、初対面の女の人に年齢を聞くべきではないよ。
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A:本日はインタビューに答えてくださいまして、ありがとうございます。この会社を大きく成長させて社長ですが、その秘密を教えてください。
B:利益を考えるのは大切です。でもそれだけではなく、お客様の幸せを一番に考えなければなりません。
→利益ばかり考えないで、お客様の幸せを一番に考えるべきだと思います。
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A:あなたのお子さん、靴を履いたまま、電車の椅子に立ってますよ。
B:そうですね。こどもですから。
A:他の人も困っていますから、注意したほうがいいですよ。
B:・・そうします。
→子どものことは、ちゃんと親が注意すべきだと言われました。
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A:Bさんの国の結婚式ってとんな感じですか。
B:そうですね。時間通りにいかないで、ちょっと遅めに行ってもいいです。それからお祝いのお金は赤い袋に入れてください。
A:ええ?結婚式に遅れるなんて変だなあ。私の国では白い袋に入れるのに・・・
B:国によっていろいろ違いますよね。でもその国にいるときはその国の習慣通りにするべきだと思いますよ。
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Q-A
Q:若い人はどうあるべきですか。
Q:結婚相手はどんな人を選ぶべきですか。
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- 使いましょうB
C:<名詞>のことだから
A:Cさん、来ませんね。
B:いや、(いつも遅刻しない/約束を守る)Cさんのことだから、もうすぐ来るでしょう。
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A:ミラーさん、東京で楽しくやってるかな。
B:(明るくて面白い)彼のことだから、すぐに友達ができるはずだし、心配要らないよ。
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A:山田さんに相談があるって言われたんだけど、何かあったのかな。
B:(いつも恋人のことで悩んでいる)彼女のことだから、また彼と喧嘩でもしたんじゃないですか。
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A:この資料の図、もっと見やすくしたいんですよね。
B:Dさんに頼んだらどうですか。(パソコンが得意な)彼女のことだから、30分もあれば修正してくれるでしょう。
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A:Eさん、昨日有名人にあったらしいよ。
B:あの人の言うことだから、本当かどうか信じられないよ。
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- 使いましょうC
D::<名詞/〜こと/〜の>が きっかけ です/で、〜/になって、〜。
「きっかけ」はそのことが原因で何かが始まったという意味です。
私は大学生の頃、カンボジアへ行きました。そこで初めて日本語を話す外国人と話しました。とても面白かったです。そして日本語の先生になろうと決めました。
→カンボジア旅行がきっかけで、日本語教師になろうと決めた。
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リーさんは去年初めて日本旅行をしました。そこでおいしいものや素敵な自然を見てとても感動しました。日本の文化に感動しました。それから日本に留学して、日本語の勉強を始めました。
友達:どうして日本語の勉強を始めたんですか。
リーさん:日本旅行がきっかけなんです。/日本の文化に感動したのがきっかけなんです。
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A:実は最近彼女ができたんです。
B:そうなんですか?よかったですね!どこで知り合ったんですか。
A:(佐藤さんが紹介しました)佐藤さんに紹介されたのがきっかけで、彼女と付き合い始めたんです。
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A:Bさんはタバコも吸わないしお酒も飲まないし、健康的ですよね。
B:実は昔はどちらも大好きだったんだ。
A:そうなんですか?いつやめたんですか。
B:子どもが生まれたのがきっかけで、たばこを吸わなくなったんです。/入院がきっかけで、健康に気をつけるようになったんです。
作文
A:どうして今の仕事をしようと決めましたか。
B:________がきっかけで__________と決めました。
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A:どうやって今の恋人と知り合ったんですか。
B:________がきっかけなんです。
- 使いましょうD