JLPT対策・N2文法編です。9回目は進行中の変化の意味の「<動詞ます形>つつある」という文型とその例文を紹介します。
<動詞ます形*>つつある
*ます形の「ます」部分は消えます。
「Aつつある」は「今まさにAしている。」「Aという変化が進行中だ。」という意味です。
- 「だんだん・少しずつ」などの副詞が一緒に使われることがあります。
例文
- 術後の状態は快方に向かいつつある。
- 一時は入院かと思ったが、薬のおかげで調子はよくなりつつある。
- 人生100年時代が到来し、人の働き方が徐々に変わりつつある。
- 様々なサービスが自動化されている中、単純な仕事は次第になくなりつつある。
- 新しいロックバンドは関西を中心に人気を伸ばしつつある。
- 急速な経済の発展の陰で、そのまちの伝統的な街並みが消えつつある。
- 外国人が増えた村では、新しいコミュニティが生まれつつある。
- 副業を許可する企業が増え、安定した収入を得ながら副業できる環境ができつつある。
- デジタルカメラの一部は、スマホに市場を奪われつつある。
- 日本でもようやくQRコード決済で支払いできる店舗が増えつつある。
- 新しい社長の方針により、社員の深夜残業の時間は減少しつつある。
- ハロウィンは仮装して楽しい時間を過ごすイベントとして日本で定着しつつある。
【参考】類似表現
- みんなの日本語14課:進行形「〜ています。」を勉強しました。「〜ています」は動作の進行中を表し、「〜つつある」は変化の進行中を表します。
例文:A:今何をしていますか。→テニスをしています。(○)/テニスをしつつあります。(×)