日本語能力試験(JLPT)とは
日本語能力試験は、日本語を母語としない人の日本語能力を測定し認定する試験として、国際交流基金と日本国際教育協会(現日本国際教育支援協会)が1984 年に開始しました。開始当初の受験者数は全世界で7,000人ほどでしたが、2011年の受験者数は全世界で約61万人にのぼり、世界最大規模の日本語の試験となっています。
引用:日本語能力試験 JLPT(目的と沿革)
試験は7月と12月の年2回行われます!
他にも日本語能力を測るテストはあるのですが、こちらが最もメジャーです。試験は大きく分けて以下3つのパートがあります。
- 文字・語彙
- 文法・読解
- 聴解
どれもマークシートを使った選択式の問題です。会話の試験はありません。
日本企業が外国人を雇う際も条件には「N2以上」や「N1以上」としているところが多いです。よってN4はまだ履歴書などに書くには弱いレベルです。
しかし、しっかり勉強することで初級文法の復習にもなるし、一番辛かった初級を乗り越えた!という達成感にも繋がると思います。モチベーションを保つためにもぜひ受験をお勧めします。
みんなの日本語初級 50課までだとどのぐらいのレベル?
ずばりN4です。
試験はN5〜N1の5レベルあります。N5は生活がなんとかできるぐらいの基本レベル、N1は新聞の論評やニュース、大学講義などの高度な日本語が理解できるぐらい幅広い日本語が理解できるレベルです
- N5:みんなの日本語1〜25課
- N4:みんなの日本語1課〜50課
みんなの日本語が25課まで終了してタイミングがよければN5を受けてもいいです。そうでなければN4から受け始めても十分です。また50課まで完璧にマスターしていて、なおかつアニメや漫画でいろいろな表現を知っているならN3も合格できてしまう場合もあります。
JLPT N4対策におすすめの本
- 文字語彙
絵や例文がわかりやすいです。教師にとっても教えやすいです!
- 文法・読解・聴解
英語とベトナム語の読解がついていて、独学するのにも向いています。またクラスで教えるのにも便利です!バランスがいい本です!
- 仕上げの一冊!
2010年以降の試験に出題された問題の中から、試験1回分相当の量の問題がまとめられています!対策勉強を始める前に一回解いて、試験直前にももう一回解くのかいいと思います!
- 問題集は数多くあります。実際に大きい本屋に行って自分にあったものを探すのがおすすめです。N4は範囲もそれほど広くないので、各パートで一冊ずつしっかり覚えれば大丈夫だと思います。それから「みんなの日本語 初級I・II」の復習も必ずしてください!
- 初めて試験を受ける場合、マークシートの答え方は必ず確認してください(答えの番号の丸を鉛筆で黒く塗りつぶすやり方です)日本人は慣れているやり方ですが、間違えてチェックマークをつけたり、塗りつぶしが甘かったりして残念な結果になる人もいるみたいです・・・(悔)
- 想像以上に学生はプレッシャーに弱いです。特に日本に留学している学生は受験回数も限られるので後がありません・・・。真面目な学生ほどあまり追い詰めないようにしましょう。N4はしっかり余裕を持って対策すれば合格できます!
今後のブログについて
目標だった初級の教案を無事終えることができて、ホッとしています。今後は「新日本語の中級 本冊」へと進みます。こちらはN3レベルのテキストです。また並行して日常生活で面白かったことなども楽しく書いて行く予定です。教案を目的に訪問してくださっている方がほとんどかもしれませんが、さっと目を通していただけるとめちゃくちゃ嬉しいです。
それでは、今後ともよろしくお願いします!