JLPT対策・N2文法編です。48回目は無関係の意味である「<名詞>を問わず」という文型とその例文を紹介します。
<名詞>を問わず
漢字の読み方
- 「問わず」は「とわず」と読みます。
- 「Aを問わず、B」は「Aに関係なく、B。」「Aを問題にしないで、B。」という意味です。
- Aには幅や複数あるもの、反対の意味の言葉などが入ります。
- Aの範囲をはっきり述べ、どちらの場合でもBだと言いたい時に使います。話し手の述べたい部分はAです。
- 類似文型の「Aに関わらず、B」は「Aに関係なくBだ」という意味で、話し手が言いたいのはBの部分になります。
例文
- この路線バスは曜日を問わず20分間隔で運行する。
- 経験の有無を問わず、元気があって笑顔が素敵な人を採用します。
- 楽なので、季節を問わずスニーカーばかり履いている。
- ハーブティーは子ども・大人など年齢を問わず、安心して飲んでいただけます。
- あのレストランではバランスがいい健康的な料理が食べられるので、男女を問わず人気があります。
- 駅前にある24時間営業のマクドナルドは昼夜を問わず賑わっている。
- この日本語の教科書は国内外を問わず、1万を超える学校が使用している。
- マラソン大会は個人・団体を問わず、どなたでも参加いただけます。
- ペナルティを犯した選手は故意であるかどうかを問わず、退場しなければならない。
- お年寄りや妊婦がいたら、優先席か否かを問わず席を譲るようにしている。
【参考】類似文型
- 〜いかんにかかわらず、いかんによらず、いかんをとわず
- 〜にかかわらず