JLPT対策・N2文法編です。10回目は同時進行の意味の「<動詞ます形>つつ、〜」という文型とその例文を紹介します。
<動詞ます形>つつ、〜
*ます形の「ます」部分は消えます。
「Aつつ、B」は「Aながら、B」という意味です。
- 「Aという状態でB」という意味です。
- 「ながら」より書き言葉的な表現です。
例文
- 治療は患者とご家族と話し合いつつ、進めていきます。
- 無事に到着することを祈りつつ、飛行機に乗った。
- ダイエット中はカロリーを減らしつつ、必要な栄養はしっかり摂ることが重要だ。
- 学生には将来の仕事のこと考えつつ、進学先を選んでほしい。
- 彼女は生まれたばかりの赤ちゃん面倒を見つつ、この小説を書き上げました。
- 今の生活楽しみつつ、老後に備え貯金をしています。
- 人は挑戦と失敗を重ねつつ、大人になります。
- 結婚後も仕事続けつつ、家族との時間を大切にしたいと思います。
- 退院後は自分の体と相談しつつ、職場に戻る予定だ。
- 今日は誕生日なので、彼のプロポーズを期待しつつレストランへ向かっている。
【参考】類似表現
- みんなの日本語28課:「ながら」→置き換え可能なことが多いです。ただし動作性が強い言葉(歩く、走るなど)は「ながら」の方が自然です。
例1:雑誌を読みながら、友人を待ちます。(○)
例2:雑誌を読みつつ、友人を待ちます。(○)
例3:走りながら、ラジオを聴きます。(○)
例4:走りつつ、ラジオを聴きます。(×やや不自然)