JLPT対策・N2文法編です。63回目は逆接の意味の「<名詞/文(普通形)>といっても、〜。」という文型とその例文を紹介します。
<名詞/文(普通形)>といっても、〜。
「AといってもB」は「Aというけれども実は、B。」という意味です。
- Aという言葉から想像されるイメージと現実がずいぶん違っているという意味です。
- 会話文では「〜といったって」も使います。
- 「〜たって」も使えます。(例:宝くじに当たったたって、300円だよ)。主に男性が使うときが多いです。かなりカジュアルな言い方なので、聞かれたら説明する程度に留めます。
例文
- 会社の社長といっても、社員は3人だけですよ。
- 宝くじに当たったといっても1000円ですよ。
- 女性の管理職が増えたといっても、他の先進国と比較するとまだまだ少ない。
- フランス語が話せるといっても、仕事で使えるほどではありません。
- スーパーの野菜が高いといっても、外で食べることを考えれば安いものだ。
- 平日は暇だといっても、しなければならない仕事は色々ある。
- 出張といっても、先輩の手伝いをするだけで、特別なことはしません。
- アルバイトを始めることにしました。といっても週に1回だけですが。
【参考】類似文型
- 〜とはいえ
- 〜とはいいながら
- 〜とはいうものの