JLPT対策・N2文法編です。89回目は立場・視点から言うとという意味の「<名詞>にしたら・にすれば・にしてみれば・にしても」という文型とその例文を紹介します。
<名詞>にしたら・にすれば・にしてみれば・にしても
- 「Aにしたら・にすれば・にしてみれば・にしても」は「Aの立場で考えると、〜だろう。」という意味です。
- 普通、Aには自分以外の人がきます。(例外もあります。)
- BにはAの気持ちや考えを推量する文がはいります
例文
- 外国人にしたら、この日本語はわかりにくいだろう。
- 学生にしたら、10000円は大金でしょう。
- 彼女がなんとなく言った言葉だったが、言われた方にすればひどく傷ついただろう。
- 恋人がいない人にすれば、クリスマスやバレンタインデーなどどうでもいい日に違いない。
- 彼はもう30歳だが、親にしてみればいつまでも子どもに見えるのだろう。
- 祖母は結婚してもずっと働き続けた。当時にしてみれば珍しい女性だったはずだ。
にしても
- 彼は私にいろいろ不満があるようだが、私にしても同じだ。
【参考】類似文型
- 〜からみると・からみれば
- 〜からすると
- 〜にとって