JLPT対策・N2文法編です。98回目は極端な程度の意味の「<名詞>まで・までして/<動詞て形>まで」という文型とその例文を紹介します。
<名詞>まで・までして/<動詞て形>まで
「Aまで、B。」は「A(という極端なもの・こと)も、B。」「Aまでして、Aてまで、B」は「あえてAするほど・Aしてもいいと思いほど、B(じゃない)。」という意味です。
- Aには極端だったり意外性のある例を示すことが入ります。
- 「〜までして・てまで」は話者が否定的な意見や疑問を言うときに使います。
例文
【まで】
- ビジネスに失敗したら、友達までいなくなってしまった。
- 私の結婚式には大学時代の先生まで来てくださいました。
- いつも応援してくれる妻まで、私が留学することに賛成してくれなかった。
【までして】
- 車があれば便利なのはわかるが、借金までして欲しいとは思わない。
- 友人は毎週婚活パーティーに参加しているが、私はそこまでして結婚したくない。
- 嫌な思いまでして、会社にいたいと考える若者は減っている。
- 彼女は親とけんかまでして、大学をやめて画家になりたかったのです。
【してまで】
- 健康を犠牲にしてまでダイエットする意味があるのだろうか。
- 家族と一緒にいる時間を減らしてまで、働くつもりはありません。
- おいしいって言ってもラーメンでしょう。何時間も並んでまで食べたいとは思えない。
【参考】類似文型
- 〜さえ
- 〜すら