N1の文法9回目です。範囲の終わりを表す「<名詞> を限りに、〜」という文型の意味と例文を紹介します。
<名詞> を限りに/限りで、〜
意味:「Aを限りに/限りで、B」で、「Aを最後に、今まで続いていたBをやめる」とという意味です。
- 時を表す言葉(今日・今月・今年など)につくことが多いです。
- 「を限りに」の方がより硬い表現です。
- 慣用句で「声/命/力 の限りに、〜」という表現があります。その場合「限り」は「〜の限界まで、〜を全部出し切って」という意味になります。「声/命/力 を限りに、〜」という言い方もあります。
例文
- 駅前の喫茶店は今月を限りに閉店するそうだ。
- この試合を限りに引退する日本人選手に会おうと、大勢のファンが駆けつけた。
- 受験が近いので、今月限りでアルバイトをやめることにした。
- 仕事ばかり優先する彼とは今日限りで別れます。
- 迷子になった犬を探すため、声の限り叫び続けた。
- 合格するかどうかわからないが、力の限りやってみるよ。