N1の文法62回目です。話題・評価の基準の意味を表す「<名詞>ともあろう<名詞>」という文型の意味と例文を紹介しています。
<名詞>ともあろう<名詞>
「AともあろうB、〜」は「Aのような立派なB、」という意味です。「Aという立派なBが、それにふさわしくないことをする。」といった驚きや、「Aという立派なBだから、それにふさわしい行動を期待する」という感想を言う時に使います。
- Bの部分には話し手が高く評価している人・立場などの名詞がきます。
例文
- 大学の先生ともあろう人が、あんな漢字がわからないでいいのでしょうか。
- 警察ともあろうものが、高齢者を騙してお金を奪っていたとは許せない。
- 社長ともあろう人に、こんな店でお会いできるなんて、驚きました。
- 学校のアイドルともあろう女の子に告白されて、天にも登る気持ちだ。
- あなたともあろうお方が、裏社会からを受け取っていたとは。
- 首相ともあろう人間が、移民と外国人労働者の違いもわかってない。
- 前回の金メダリストともあろう人が、無名の新人に負けてしまった。
- 大病院の医者ともあろう人が、こんなミスをするのは信じられない。
- 俳優ともあろう者は、どんな状況でも最高の演技を見せる必要がある。
- 厚生労働省ともあろう機関は、国民の見本になる働き方を進んで実施すべきだろう。