N1の文法45回目です。逆接条件の意味を表す「〜ば・たら〜で/〜なら〜で」という文型の意味と例文を紹介します。
〜ば・たら〜で/〜なら〜で
接続の種類
- 動詞条件形(ば形)/動詞のた形 + 動詞た形 + で
- い形容詞ければ/かったら + い形容詞かった + で
- な形容詞なら + な形容詞
な+ で - 名詞なら + 名詞 + で
「Aば・たらAで/AならAで」は「状況がAであっても、想像と違い、問題はない/問題がある。」という意味です。
- 同じ言葉を繰り返して使います。ただし3グループの「〇〇する」は「〇〇すればしたで」と「〇〇」の部分を省略するほうが多いです。
- 後件は「問題はない」といういい意味になる場合と、「問題がある」という悪い意味になる場合どちらも使います。
例文
- 恋人がいたらいたで、面倒なことが多くなるよ。
- 大学に入ったら入ったで、レポートに追われて相変わらず忙しいです。
- 失敗すれば失敗したで、そこから学んで次に活かすだけです。
- 優しくすればしたで、相手を調子に乗らせてしまうんだ。
- 背が高ければ高いで、いろんな所にぶつかるし、乗り物の座席は狭いし、大変です。
- 駅に近かったら近いで、電車などの騒音が問題になります。
- 冷蔵庫が壊れて1ヶ月経った。なかったらなかったで、なんとかなるものだ。
- みんなに羨ましがられますが、暇なら暇で、ストレスが溜まりますよ。
- 一人なら一人で、誰にも気を使わずにのんびりできます。
- 風邪なら風邪で、学校も休めるし、ゲームもし放題だし、悪くないな。
- マンションならマンションで、管理が楽だし、防犯もしっかりしているし、メリットがたくさんあります。