N1の文法100回目です。基準・根拠を表す「 <名詞>にのっとって」という文型の意味と例文を紹介しています。
<名詞>にのっとって
「のっとって」の元の「のっとる」は動詞で、「規準・規範として従う。」という意味があります。漢字では「則る」と表記します。
- 「 Aに則ってB」は「Aを基準にして〜」「Aを規範にして〜」という意味です。
- Aには「規則・習慣・常識・伝統」を表す言葉が入ります。
- 名詞の接続は「〜に則った<名詞>」となります。
例文
- 弁護士は発生した問題を法律に則って解決していく。
- 大人は子どもの時に身につけた習慣に則って行動します。
- 新社長は常識に則った経営は時代遅れだと述べた。
- この森の村では何千年も前の伝統に則った生活が続けられている。
- 全国から集まった高校生たちははスポーツマンシップに則って正々堂々戦った。
- 白いドレスに憧れているので、将来はキリスト教に則った式を挙げたい
- 日本ではお盆に墓参りをする風習に則って、帰省する人が多い。
- ハラル認証とはイスラム教の決まりに則って調理、製造された商品であると証明する制度のことだ。
- 家庭から出たゴミは自治体のルールに則って捨ててください。
【参照】類似する文型
基準を表す表現