N1の文法30回目です。付随行動の意味を表す「<動詞辞書形/名詞+の> かたわら」という文型の意味と例文を紹介します。
<動詞辞書形/名詞+の> かたわら、〜
「Aかたわら、B」は、「Aと並行して/同時進行で、Bをする」という意味です。Aの部分にはその人の本業(いつもしている仕事)などが入ります。Bには本業とは別の活動(副業的なこと)を表す文がきます。
- 「かたわら」は漢字では「傍ら」と書きます。「すぐ近くの」と言う意味です。
- 長い期間にわたって行なっていることを言うときに使います。
誤文)お菓子を食べるかたわら 、映画を見ています。
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正)お菓子を食べながら 、映画を見ています。(みんなの日本語28課)
例文
- 佐藤さんは会社勤務のかたわら、大学院で言語学を研究している。
- 彼は塾講師として働くかたわら、タレントとしての活動を始めた。
- 彼女はアイドルとして活躍するかたわら、人気ミステリー小説を書いている。
- 鈴木さんは会社員のかたわら、週末はプロのバドミントン選手として練習に励んでいる。
- 田中さんは子育てのかたわら、インターネットで月100万円を稼いでいる。
- リーさんは大学に通うかたわら 、友人と小さな旅行会社を始めた。
- 農業のかたわら始めた自然派レストランが大繁盛しているそうだ。
- 彼が治療のかたわら書いてきたブログが、書籍化された。