(詳しく説明する語彙)
「ばかり」は主観的直後なので話者が「その行為・出来事が終わってから、時間が経過していない」と思っていれば使えます。対して「ところ」は実際に時間が「直前」「最中」「直後」であるときにのみ使います。(どちらもみんなの日本語46課で勉強しました)
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田中さんと佐藤さんは一緒にお昼ご飯を食べました。事務所に戻って仕事の続きをしています
田中:あーちょっとお腹が空いてきたかも。お菓子買ってくるね。
佐藤:もう空いたんですか。さっきご飯を食べたばかりですよね。
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田中:佐藤さん、夏休みは一緒に台湾旅行でもしませんか。
佐藤:ああ、台湾は去年行ったばかりなんですよ。
田中:そうですか。
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このスマホは一ヶ月前に買いました。一番新しいタイプだったので、とても高かったです。あ!!落としてしまいました。買ったばかりのスマホを落としてしまいました。
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私の国では、電車の中で大声で話す人もいます。電話で話しても、誰も気にしません。
→日本へきたばかりのころは、電車の中が静かなことや電話をかけてはいけないことに驚きました。
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AさんとBさんは最近日本語の勉強を始めました。
Aさんは日本語の勉強を始めたばかりなので、まだ全然話せません。
Bさんは日本語の勉強を始めたばかりなのに、もう簡単な会話ができます。
理由のて形の復習をしましょう。(みんなの日本語39課)
「たまらない」の意味説明をします
たまる→水がたまる、お金がたまる、ストレスがたまる、ゴミがたまる
たまらない→それ以上たまらない→「いっぱい/溢れている」という意味
導入
T:リンさんは一生懸命勉強して、JLPTに合格しました。嬉しい!!嬉しくてたまりません。JLPTに合格したのが嬉しくてたまりません
S:JLPTに合格したのが嬉しくてたまりません
T:昨日の夜SNSをしていて、遅く寝ました。今日は眠くてたまりません
S:今日は眠くてたまりません
T:昨日教室のエアコンが壊れました。外は雪が降っていました。教室のエアコンが壊れたときは、寒くてたまらなかった。
S:教室のエアコンが壊れたときは、寒くてたまらなかった。
T:昨日満員電車に乗りました。隣の人に電車で足を踏まれて、痛くてたまらなかった。
S:隣の人に電車で足を踏まれて、痛くてたまらなかった。
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T:子どもが学校からなかなか帰ってきません。心配です。子どもが帰ってこなくて、心配でたまりません
S:子どもが帰ってこなくて、心配でたまりません
T:最近この家に引っ越ししました。周りは山が多いので、虫が多いです。嫌です。虫が多いのが嫌でたまりません
S:虫が多いのが嫌でたまりません
T:田中さんは毎日遅刻します。レポートを出すのが遅いです。5時になると、仕事が終わらなくても帰ります。どうして首にならないのか、不思議でたまりません。
S:どうして会社を首にならないのか、不思議でたまりません。
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T:家族は遠くに住んでいます。最近忙しいので国へ帰る時間がありません。家族に会いたくてたまりません
S:家族に会いたくてたまりません
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(主語が他人の場合は「ようだ/そうだ/らしい」などをつけます)
田中さんは、自分が部長に選ばれたことが不思議でたまらないようだ。
鈴木さんは電車で足を踏まれて、痛くてたまらなかったそうだ。
佐藤さんは新しいスマホが欲しくてたまらないらしい。
この文型と意味は近い。コントロールができない、気持ちが抑えられないという意味です。この教科書の第18課で勉強します。
意向形の復習をします(みんなの日本語31課)
1グループ
うたいますおう
かきますこう
およぎますごう
はなしますそう
まちますとう
あそびますぼう
よみますもう
とりますろう
2グループ
たべます→たべますよう
見ます→みますよう
います→いますよう
浴びます→浴びますよう
借ります→借りますよう
3グループ
します→しますしよう
勉強します→勉強しますしよう
きます→きますこよう
持ってきます→持ってきますこよう
<意向形>とする/しない の練習をします
ゲームに夢中で立とうともしない(この課の本文より)
姉は欲しいものがあるとすぐ買おうとする
田中さんは12時になるとすぐご飯を食べようとする
例文(導入)
母:明日はテストでしょう?
息子:だから何?面倒だよ。
母:勉強しないの?
息子:ゲームの後でね。
母:いい点だったら、新しいゲームを買ってもいいわ。
息子:いらないよ。自分で買うし。
→明日はテストなのに、息子は勉強しようともしない。
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男の人:おいしかったね。ここは僕が払うね。
女の人:ああ、そう。外で待ってるね。
男の人:・・・・・。
→食事をご馳走してもらったのに、お礼を言おうともしないような人とは、付き合いたくない。
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彼女:きのう一緒に歩いていたのは誰?
彼:え?ああ、いとこだよ。
彼女:嘘でしょう?ひどい!
彼:本当だよ!僕の目を見て。信じて。
→彼女はずっと泣いてばかりで、私の話を信じようともしない。
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佐藤:気分が悪そうだね。帰ったほうがいいよ。
田中:これ明日使う資料だから・・・ゴホッ。
佐藤:私がやりますから、大丈夫ですよ。
田中:これは私しかできないんです・・・
→気分が悪そうなのに、田中さんは家へ帰ろうともしないで、残業している。
例えば
A:来週彼女の誕生日なんだけど、何をあげたらいいかわからないんだよね。
B:このかばんなんてどう?SNSで人気らしいよ。
A:じゃあそれにしようかな。
下に下げる(軽視)
A:次の休みはディズニーランドに行きたいなあ。
B:ディズニーランドなんて高いだけで、楽しくないよ。
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A:手を貸してもらわなくても大丈夫だよ。自分でやるから。
B:一人でなんでもできるなんて考えるのは。まだ失敗したことがないからだよ。
下に下げる(謙遜)
A:英語が上手ですね。どこで勉強したんですか。
B:私なんて全然上手じゃないですよ。小さい時少しだけアメリカにいたんです。
驚いたとき
A:日本で映画を見るのに1800円かかるよ。
B:1800円なんて高すぎるよ。家でDVDでも見よう。
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A:昨日は一緒に映画をみる予定だったのに、彼は忘れていて、1時間も待たされたの。
B:本当?デートの約束を忘れるなんて、信じられないね。
その他
「などと言う」の意味
A:今日も残業なの?
B:上司に仕事を頼まれると、「嫌だ」なんて言えないよ。
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娘は結婚しなくても一人で大丈夫なんて行っている