JLPT対策・N3文法を始めます。54回目は「せっかく」という副詞の使い方ついて学びます。
せっかく〜
「せっかく」は「大変なことを一生懸命頑張って(苦労)」「なかなかない大切な(貴重)」という意味があります。
例文
せっかく <動詞/い形/な形/名詞> の普通形+のに/ので、〜。
田中さんはテストのために遊ばないで一生懸命勉強しました。大変でした。でもテストの日風邪で学校へ行けませんでした。無駄になりました。残念です。
→せっかく勉強したのに、風邪で学校へ行けませんでした。(苦労)
ダイエットと貯金のために毎日お弁当を持ってくることにしました。いつもより30分早く起きて、作りました。でも・・・学校に持ってくるのを忘れました。
→せっかく朝早く起きてお弁当を作ったのに、学校に持ってくるのを忘れてしまった。(苦労)
彼に誕生日プレゼントをもらいました。ずっと欲しかったプラダの財布です。嬉しい!あれ・・・失くしました!彼に謝ります。失くしてしまってごめんなさい。
→せっかくの誕生日プレゼントだったのに、失くしてしまってごめんなさい。(貴重)
せっかく〜から、〜。/せっかくの<名詞>〜。
メアリーさんとジョンさんは結婚して、マンションを買いました。新婚旅行で日本旅行に来ました。「晩御飯何にしよう」「お金もないからマクドナルドにしようよ」「え?それはちょっと・・・」
→せっかく日本へ来たから、おいしい寿司を食べに行こう。(貴重)
→せっかくの新婚旅行だから、貯金のことは忘れよう。(貴重)
せっかくですが、〜
相手の親切には感謝しているが、断りたい場合に使います。
A:今晩ビールを飲まない?おごるよ!
B:せっかくですが、今晩はもう予定があるんです・・・。(貴重)