JLPT対策・N2文法編です。12回目は前提の意味の「<動詞た形/名詞+の>上で、〜。」という文型とその例文を紹介します。
<動詞た形/名詞+の>上で、〜。
「Aうえで、B」は「Aをしてから、Bをする」と言う意味です。Aが全部終わって、それを確かめてから次のことをすると言うことを表すときに使います。
- 「名詞の+上で」のとき、「で」が省略される場合もあります。より改まった場面で使えます。
例文
- 他の人の意見を聞いた上で、その人と結婚するか決めます。
- 会社を辞めるかどうかは家族と話し合った上で決めた方がいいですよ。
- 内容をご確認の上、こちらの契約書にサインをお願いします。
- 週末は満席になる場合もありますので、ご予約の上でいらっしゃってください。
- この商品を一ヶ月お使いになった上で全く痩せなかったら、代金をお返しします。
- イギリスの大学に行くことにしたのは、両親に相談した上でのことです。
- 外見だけじゃなく何度かデートした上で中身を見て判断したらどうですか。
- インターンシップで会社の雰囲気や上司の態度を見た上で、就職します。
- 転勤の件は家族と相談した上で、お返事します。
【参考】類似表現
- みんなの日本語16課・文型3「〜てから」
「〜てから」は時間的にA→Bの順であることを表します。「A上でB」はAがBの条件であることを表します。