準備するもの
・人カード(絵+字)※
・ものカード/レアリア
(T:教師、S:学生)
※人カードはこちらのページにあります。
①物の名前
☆「みんなの日本語I」語彙の中から使用頻度の高いものを抜粋)
・もの一覧を使って語彙を導入します。
(筆記用具)
えんぴつ ボールペン ノート けしごむ シャープペンシル けしごむ はさみ
(がっこうにあるもの)
テレビ ラジオ とけい CD つくえ いす じしょ しんぶん ざっし
(持ちもの)
ケータイでんわ パソコン かぎ かさ ほん てがみ ネクタイ
カメラ シャツ めがね さいふ かばん くるま くつ じてんしゃ
写真やレアリア(実物)などで1つ1つ導入します。
まったくの0の学生なら10アイテムずつぐらい、
既習歴ありの上位クラスなら全て導入してもいいです。
②これ・それ・あれ
T:(本を自分で持って)これは本です。
S:これは本です。
T:(本を学生の席に置いて)それは本です。
S:それは本です。
T:(黒板に本をたてかけて、学生側によって)あれは本です。
S:あれは本です。
これ・それ・あれ について説明します。
こんな風な絵を大きめに黒板に書いて
絵の前でもの動かしながら説明しましょう。
説明は最小限にしておきます。
これ・・・自分の近くにあるものを指す
それ・・・相手の近くにあるものを指す
あれ・・・私からも相手からも離れたところにあるものを指す
人の絵の前で
アイテムを入れ替えながら学生に
これ/それ/あれ は 〜です。
と言わせていきます。
導入した全ての語彙で練習したら終了です。
②これは〜ですか。ーはい/いいえ
T:(ボールペンを持ちながら)これはボールペンですか。
S:はい、それはボールペンです。
T:(えんぴつを持ちながら)これはボールペンですか。
S:いいえ、それはボールペンじゃありません。
しばらく同じ練習を全体で続けます。
2人のペアを作ってペアで練習させます。
③これは何ですか。ー〇〇です。
黒板にもののイラスト(あるいは写真)を5枚程度貼っておく
一番右は未習の物の絵を貼っておきます。
私は絵が下手なのでそれを生かして(?)
その国のランドマークなどを書いておきます。
学生の方に寄って
T:「あれはえんぴつです。」
S:「あれはえんぴつです。」
T:「あれはボールペンです。」
S:「あれはボールペンです。」
・
・
T:(一番右の絵の順番になったら)あれは?
S:何ですか。
T:あれは何ですか。
S:あれは何ですか。
T:東京スカイツリーです。
S:(笑)東京スカイツリーです。
そのあとはここまでに練習した
物カード、ひらがな、カタカナを黒板に
はって練習していきます。教師ははてな棒を
持って指示し、質問も答えも全て学生に言わせます。
T:(物カードをはてな棒で隠す。)
S:あれは何ですか。
T:(はてな棒を外す。)
S:ケータイです。
T:(ひらがなカードをはてな棒で隠す。)
S:あれは何ですか。
T:(はてな棒を外す。)
S:「ら」です。
その後2人ペアをつくらせて、
ひらがな50音図や物一覧などで
「それは何ですか。ー これはーです。」
「これは何ですか。ー それはーです。」
という練習もさせましょう。