公式のホームページによるとN3はこのぐらいのレベルだそうです。
日常的な場面で使われる日本語をある程度理解することができる
- 日常的な話題について書かれた具体的な内容を表す文章を、読んで理解することができる。
- 新聞の見出しなどから情報の概要をつかむことができる。
- 日常的な場面で目にする難易度がやや高い文章は、言い換え表現が与えられれば、要旨を理解することができる。
- 日常的な場面で、やや自然に近いスピードのまとまりのある会話を聞いて、話の具体的な内容を登場人物の関係などとあわせてほぼ理解できる。
N3は非漢字圏でも高い可能性で合格を狙えるレベルです。受験の際に合格条件にしている専門学校もあります。N5、N4は知識が到達しているかの確認と復習ぐらいの役割の資格ですが、ここから非漢字圏なら「願書にかける」レベルの資格だと言えます。
また漢字が得意な学生、勘がいい学生は十分独学で合格できます。
プライベートレッスンで中華系マレーシア人の授業をしていたのですが、「新日本語の中級」の授業がまだ終わらないうちに一人で受験して合格していました。
以下テキストです。日本語教育業界ではどれも有名で、いろいろな日本語学校で使用されているものです。参考程度にしてください。
英語・中国語・韓国語の3か国語訳付きです。見出し語は2,000以上。N3の範囲を十分にカバーしています。例文の部分はCDもついてきます。例文はシンプルでわかりやすいです。
英語・中国語・韓国語の3か国語訳付きです。はじめにイラスト有りで例文と説明が書かれていて、その後に関連した問題が出題されます。解説は詳しくないので、似ている文型は教員がフォローして教えましょう。試験問題を作成するときにも参考にしやすいです。
学生を本屋に連れて行って選ばせるとこれを手に取ることが多いです。
英語・中国語・韓国語の3か国語訳付きです。本番試験に似た問題がたくさん練習できます。
これでN3の話はおしまいです。
次回からは『テーマ別 中級から学ぶ日本語 〈三訂版〉
2018/11/20追記:海外では旧版を使っている学校もあるし、新旧を比べたいのでやはり両方の教案を書いていきます。旧版は全25課、新版は全20課です。
それでは明日からの授業頑張ってください!