JLPT対策・N4文法を始めます。20回目は見た目から何かを判断する「<い形容詞い/な形容詞な>そうです」という文型の導入の仕方と例文を紹介します。
<い形容詞い/な形容詞な>そうです
ここでの「Aそうです」は「Aに見える」「(見た目から)Aと思う」という意味です。
見て100パーセントわかるものには「そうです」は使いません。
×きれいそうです/ハンサムそうです/可愛そうです/あの服は白そうです
導入と例文
い形容詞
T:この寿司はどうですか
S:おいしいです
T:本当に食べていないからわかりませんね。でも目で見て、きっとおいしい!と思いました。このすしはおいしそうです。
S:このすしはおいしそうです。
S:このスープはからそうです。
S:この人は強そうです。
S:この人は寂しそうです。
S:暑そうです/忙しそうです
いいです→よさそうです
な形容詞
S:この二人は幸せそうです
S:この人は暇そうです(もしくは:つまらなそうです)
S:大変そうです
否定形の紹介
T:雨が降ります
S:雨が降りそうです
T:雨が降りません
S:???
T:雨が降らなさそうです
S:雨が降らなさそうです
T:もう一つ紹介します。「雨が降りそうもありません」
S:雨が降りそうもありません
現在形・い形容詞
T:おいしくないです
S:おいしくなさそうです
T:よくないです
S:よくなさそうです
現在形・な形容詞
T:暇です
S:暇そうです
T:暇じゃありません
S:暇じゃなさそうです
過去形・動詞
T:雨が降りました
S:雨が降りそうでした
T:雨が降りませんでした
S:雨が降らなそうでした
T:もう一つ言います。「雨が降りそうもありませんでした」
S:雨が降りそうもありませんでした
T:何かありました
S:何かありそうでした
過去形・い形容詞
T:おいしかったです
S:おいしそうでした
T:おいしくなかったです
S:おいしくなさそうでした
T:よかったです
S:よさそうでした
T:よくなかったです
S:よくなさそうでした
過去形・な形容詞
T:暇でした
S:暇そうでした
T:暇じゃありませんでした
S:暇じゃなさそうでした
「そうです」「でしょう(32課)」「思います(21課)」の違い
- そうです:データ、判断材料が目で見てわかる。自分で判断する
- でしょう:その道のスペシャリストが信用のおけるデータを見て判断する
- 思います:データはなくてもいい。直感で「そう思う」場合も使える