【N4文法】〜(さ)せます【使役形】

CHIYO
JLPT対策・N4文法を始めます。65回目は使役動詞を紹介します。

<人1>は<人2>を<(自動詞)使役動詞>【強制/指示/感情】

  • 使役動詞はみんなの日本語48課で学びます。形の作り方は48課で詳しく解説しています。

私は娘に言います。「買い物に行って」娘は買い物に行きます。

→私は娘を買い物にいかせます。

私・子どもは塾に通います

私は子どもを塾に通わせます。

私・犬は散歩します

私は犬を散歩させます。

先生・学生は立ちます

先生は学生を立たせます。

彼女・彼は駅まで走ります

→彼女は彼を駅まで走らせました。

感情表現

おじいちゃん・孫は笑います

おじいちゃんは孫を笑わせます。

兄・弟は泣きました

兄は弟を泣かせました。

子ども・母親は心配しました

子どもは母親を心配させました。

彼・彼女はびっくりしました

彼は彼女をびっくりさせました

子ども・母はいつも困ります

子どもはいつも母を困らせました。

<人1>は<人2>に<(他動詞)使役動詞>【強制/指示】

助詞に注意です

  • 自動詞→<人>
  • 他動詞→<人>〜(文中で「を」は2回使えないため)

太郎君は野菜が嫌いです。お母さんは言います。「健康のために野菜を食べなさい」太郎君は頑張って食べます

→お母さんはこどもに野菜を食べさせます。

先生・学生は宿題をします

先生は学生に宿題をさせました。

先生・学生は漢字を書きます

先生は学生に漢字を書かせました。

父・息子は部屋を掃除しました

父は息子に部屋を掃除させました。

母・子どもは薬を飲みました

母は子どもに薬を飲ませました。

使役文【許可・容認】

自動詞

私:お父さん、アメリカへ留学てもいい?

父:心配だ・・・でもこの子のためだ。わかった。行ってこい・・

父は私をアメリカへ留学させました。

**

田中:部長お腹が痛くて頭も痛いんです。今日は、帰ってもいいですか。

部長:それは大変です。仕事は他の人にお願いして、帰ってください。

部長は田中さんを早退させました。

他動詞

子ども:お母さん、このケーキ美味しそう!食べてもいい?

母:いいけど、ご飯の前だから少しだけよ。

母はこどもにケーキを食べさせました

S:母はこどもにケーキを食べさせました

***

ケンくん:お父さん、したいことがあるから大学をやめてもいい?

お父さん:あと1年だ。大学を卒業してからしたいことをしなさい。

→お父さんはケンくんに大学をやめさせませんでした。

<使役動詞て形>ください(いただけませんか)

来月友達の結婚式があります。会社を休みたいです。休ませます・ください

→部長、来週会社を休ませてください。

もっと丁寧に言います

→来週会社を休ませていただけませんか。

 

Chiyo

日本語研究家、ブロガー、母1歳。 関西出身。神奈川育ち。20歳の夏カンボジアで出会った日本語ペラペラの現地ガイドに衝撃を受け日本語教師の道へ。慶應大学卒業後シンガポール3年半→フィリピン半年→共同通信系(アジア経済)記者→日本語別科助教。 2018.9.13 結婚、セブにて挙式 2019.11.21 女の子出産 お仕事の依頼はブログのお問い合わせフォームからお願いします!

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