【N3文法】<使役動詞のて形>もらいたい・いただきたい・ほしい

CHIYO
JLPT対策・N3文法を始めます。29回目は他の人に何かを頼む時に使う「<使役動詞のて形>もらいたい・いただきたい・ほしい」という意味の文を紹介します。

<使役動詞のて形>もらいたい・いただきたい・ほしい

自動詞

T:私はアメリカへ留学したいです。父に相談します

私:お父さん、アメリカへ留学しようと思っているんだけど・・・

父:心配だ・・・でもこの子のためだ。わかった。行ってこい・・

T:父は?

S:父は私をアメリカへ留学させました

T:田中さんはお腹が痛くなりました。部長に相談します

田中:部長お腹が痛くて頭も痛いんです。まだ仕事があるんですが、帰ってもいいですか

部長:それは大変です。帰ってください

T:田中さんは早退しました。部長は?

S:部長は田中さんを早退させました

他動詞

T:子どもは棚に置いてあるケーキを見つけました

子ども:お母さん、このケーキ美味しそう!食べてもいい?

母:わかったわ・・

T:子どもはケーキを食べました。母は?

S:母はこどもにケーキを食べさせました

T:ケンくんは大学生です。趣味は料理です

ケンくん:お父さん、相談があるんだけど、大学をやめてもいい

父:仕方がないな・・わかった

T:お父さんは?

S:お父さんはケンくんに大学をやめさせました

  • 「Aさせてもらいたい・いただきたい・ほしい」は、自分が何かしたくて、他の人に何かして欲しかったり、許可をもらう時に使います。
  • 一番丁寧なのは「させていただきたい」、次が「させてもらいたい」、最後が「させてほしい」です。
  • 使役のお願いは、誰がその動作をするのか確認しながら教えます。
  • 否定の文は「させないで+もらいたい・いただきたい・ほしい」となります。

例文

もらいたい

リーさん、悪いけどさ、宿題忘れたからコピーさせてもらいたいんだ・・。

風邪をひいてしまった。誰かにご飯を食べさせてもらいたいなあ。

いただきたい

田中さんは気分が悪いです。帰りたいです。課長に許可をもらいます。気分が悪いので、帰らせていただきたいのですが・・・。

太郎くんはテスト中にお腹が痛くなってしまいました。先生に許可をもらいます。お腹が痛いので、トイレへ行かせていただきたんですが。

ミラーさんは仕事に失敗してしまいました。もう一度したいです。部長にお願いします。次は成功するので、もう一度この仕事をさせていただきたいです。

ほしい

メアリーさんは田中さんに結婚してくださいと言われました。でもすぐに答えられません。考えたいです。大切なことなので、少し考えさせてほしいです。

彼女は僕と付き合う気がないのに、いつも優しく笑ってくれる。期待させないでほしいよ。

【参考】類似文型

Chiyo

日本語研究家、ブロガー、母1歳。 関西出身。神奈川育ち。20歳の夏カンボジアで出会った日本語ペラペラの現地ガイドに衝撃を受け日本語教師の道へ。慶應大学卒業後シンガポール3年半→フィリピン半年→共同通信系(アジア経済)記者→日本語別科助教。 2018.9.13 結婚、セブにて挙式 2019.11.21 女の子出産 お仕事の依頼はブログのお問い合わせフォームからお願いします!

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