JLPT対策・N3文法を始めます。17回目は「話題+助言」の意味の「<普通形>(の)なら、〜」という文型とその例文を紹介します。
<普通形だ>(の)なら、〜
*接続について
- 普通形ですが、な形容詞と名詞の「だ」は消えます。「<名詞/な形容詞>である」も使えます
「A(の)なら、B」は「Aという話・様子なら、B」という意味です。A(相手が言ったことや様子)に対して、自分の意見を言ったり、お願いをしたりする時に使います。
- 「<名詞>なら」はみんなの日本語35課で学びました。
- カジュアルな話し方では「ーんなら、」という言い方も使います。
例文
A:Bさん、パソコンを買おうと思っているんですが、どのブランドがいいですか
B:パソコンなら、アップルがいいですよ。デザインが良くて使いやすいですから。
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A:Bさん、近所にいい本屋はありませんか
B:本屋ならジュンク堂がいいですよ。大きくてどんな本でもありますから。
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A:久しぶりに寿司が食べたいなあ。
B:寿司なら、「くら寿司」がいいですよ。安くておいしいです。
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A:もうおなかがいっぱいで、食べられない。
B:食べないのなら、もらってもいい?まだ少し足りないんだ。
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A:明日暇だし、映画でも見に行こうと思っているんです。
B:映画を見に行くのなら、一緒に行きませんか。見たい映画があるんですよ。
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A:明日、マリアさんと初めてデートするんだ。どこに行こうかな。
B:初めてのデートなら、ABCカフェとかはどう?静かで、コーヒーもおいしいから。
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A:(天気予報で)明日は大雨が降るでしょう。
B:うわあ、雨なら、サッカーの試合は中止かもしれないな。
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A:出来るだけ安く飛行機のチケットを買いたいんですが。
B:安くチケットを買いたいんなら、早めに予約するしかないね。