JLPT対策・N3文法を始めます。6回目は比例の意味の「<動詞/い形容詞/な形容詞 の条件形>+<動詞辞書形/い形容詞/な形容詞な>ほど〜【比例】」という文型とその例文を紹介します。
<動詞/い形容詞/な形容詞 の条件形>+<動詞辞書形/い形容詞/な形容詞な>ほど〜
「Aば(なら)、Aほど、B」は「Aの程度が強くなれば、その分もっとB(の程度も進む。)」と言う意味です。
- 旧版のみんなの日本語35課の文法です。この文法の「ほど」は「くらい」に言い換える事はできません。注意してください。
例文
- 田中さんの給料は20万円です。いいです。25万円、もっといいです。30万円、もっともっといいです。→給料は多ければ多いほどいいです。
- お酒が好きです。ビールを一杯飲みます。楽しくなります。2杯飲むともっと楽しくなります。→お酒は飲めば飲むほど楽しくなります。
- リーさんは勉強が得意じゃありません。学校のテストが嫌いです。→テストは簡単なら簡単なほどいいです。
- 日本語は練習すればするほど上手になります。
- この問題は考えれば考えるほどわからなくなります。
- この人を知れば知るほど好きになります。
【参考】類似文型
「〜につれて」との違い
〜につれて
時間的な変化に重点がある。変化にある程度の時間の幅を持つ表現を使う。
変化を表す表現を用いる。
〜ば〜ほど
程度・量の変化に重点がある。
変化を表す表現でなくても使うことができる。