JLPT対策・N2文法編です。33回目は基準の意味の「<名詞>をもとに(して)」という文型とその例文を紹介します。
<名詞>をもとに(して)
接続について
- 名詞に接続する場合は、「<名詞>をもとにした<名詞>」という形になります。
自動詞表現について
- 「<名詞>がもとになって<動詞>」という表現もあります。
例)映画「タイタニック」の話は実際の事件がもとになっています。
「Aをもとに(して)B」は「Aを素材・基礎・土台にして、B。」という意味です。
- 何かを作ったり考えたりする時の「もと」となったものをいうときに使います。
例文
- これは作者の実際の経験をもとに書かれたドラマです。
- 警察は被害者の情報をもとにした似顔絵を作り、目撃情報を集めている。
- 数多くの古い文献をもとに、大学の卒業論文を書き上げた。
- 東京オリンピックのエンブレムは江戸時代に広がった柄をもとにデザインされている。
- 会社員時代の貯金をもとに、自分のカフェを開くことにした。
- アンケート調査をもとに作成した人気キャラクターランキングを発表します。
- 気象庁はレーダーで観測された数値をもとに、この3日間に降った雨の量を、分析した。